令和元年度 公害防止管理者 ばいじん・一般粉じん特論 問8を解説|ダスト濃度測定装置の構成
令和元年度 ばいじん・一般粉じん特論 問8は、JISによる排ガス中のダスト濃度測定で使う普通形手動試料採取装置の構成順に関する問題です。ダスト捕集器から流量測定部までの間に入る機器の並び(ア〜ウ)の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
試料採取装置は、上流から「ダストを捕まえる→ガス中の成分やミストを取り除く→ガスを吸い込む→量をはかる」という流れで並びます。順番を決める軸は、吸引ポンプは必ず後ろ(下流)に置くという点です。ポンプが先頭にあるとダストや水分がポンプを通ってしまうため、捕集や除去を済ませてから吸引する、という順序になります。分かれ目は、捕集器のすぐ後に来る機器と、ポンプの位置を取り違えないことです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る機器 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | SO2吸収瓶 | ダスト捕集器のすぐ後で、ガス中のガス状成分(SO2)を吸収して取り除きます。 |
| イ | ミスト除去瓶 | 吸収液から持ち出される水分(ミスト)を除き、ポンプや流量計へ水を送らないようにします。 |
| ウ | 吸引ポンプ | 最後(下流側)でガスを吸い込みます。この後に流量測定部が続きます。 |
したがって並びは「ダスト捕集器 → SO2吸収瓶 → ミスト除去瓶 → 吸引ポンプ → 流量測定部」となり、選択肢(4)が正しい組合せです。
ここが分かれ目
迷ったら吸引ポンプの位置から決めます。ポンプは装置のいちばん下流に置くのが原則で、ダストや水分を先に取り除いてから吸い込むことで、ポンプや流量計を守ります。ポンプを先頭やアに置く選択肢は、この時点で除外できます。次に、捕集器の直後はSO2吸収瓶(ガス状成分の除去)、その水分を受けてミスト除去瓶、という自然な流れをたどれば(4)に絞れます。「捕集→成分除去→水分除去→吸引→計量」の順番を、機器を守る向きで覚えるのがコツです。
覚え方
- 順番は捕集→吸収→ミスト除去→吸引ポンプ→流量測定。
- 吸引ポンプはいちばん下流(ダスト・水分を先に除いて機器を守る)。
- ミスト除去瓶はポンプの手前(水分をポンプへ送らない)。
理解度チェック
吸引ポンプは構成のどの位置に置く?
いちばん下流です。ダストや水分を先に取り除いてから吸い込むことで、ポンプや流量計への負担を避けます。
ミスト除去瓶を吸引ポンプの手前に置くのはなぜ?
吸収瓶から持ち出される水分(ミスト)を先に除き、ポンプや流量測定部へ水を送らないためです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 ばいじん・一般粉じん特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月