令和7年度 ばいじん・粉じん特論 問8は、洗浄集じん装置(スクラバー)の分類に関する問題です。挙げられた装置のうち、充塡層式に当たるものを選びます。
洗浄集じん装置(スクラバー)は、ガスを水(液)と接触させて粒子を捕える装置で、接触のさせ方によって分類されます。液を噴霧する方式、高速ガスで液をたたく方式、充塡物の層にガスと液を通す方式などがあります。分かれ目は、充塡物の層をガスと液が通り抜けて接触する充塡層式がどれかという点で、各装置名と接触方式の対応を覚えているかが問われます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | × | スプレー塔は液を噴霧してガスと接触させる貯液式・噴霧式で、充塡層式ではありません。 |
| (2) | × | ベンチュリスクラバーは喉部で高速にしたガスに液滴を衝突させる加速式で、充塡層式ではありません。 |
| (3) | × | ジェットスクラバーは高速の水噴流でガスを吸引・接触させる方式で、充塡層式ではありません。 |
| (4) | × | サイクロンスクラバーは旋回流に液を噴霧して遠心力で液滴ごと分離する方式で、充塡層式ではありません。 |
| (5) | ○ | 流動層スクラバーは、充塡物の層をガスと液で流動させながら接触させる充塡層式に分類されます。 |
流動層スクラバーは、軽い充塡物(球状の充塡物など)をガスと液で持ち上げて流動させ、その充塡層の中で気・液・粒子を盛んに接触させて捕集します。充塡物の層を接触の場として使うため充塡層式に分類されます。これに対し、スプレー塔は液の噴霧、ベンチュリスクラバーは喉部での加速、ジェットスクラバーは水噴流、サイクロンスクラバーは旋回流と、いずれも充塡層を使わない別方式です。各装置名と「接触のさせ方」を結びつけて覚えるのが攻略のコツです。
充塡層式に分類される洗浄集じん装置は?
流動層スクラバーです。充塡物の層をガスと液で流動させ、その中で接触・捕集します。
ベンチュリスクラバーは、どんな方式で粒子を捕える?
喉部でガスを高速にし、噴霧した液滴に粒子を衝突させて捕える加速式です。充塡層式ではありません。
この問題に関連する用語解説
出典
※ この記事の確認日:2026年6月