令和2年度 公害防止管理者 大気有害物質特論 問7を解説|特定物質の溶解度
令和2年度 大気有害物質特論 問7は、特定物質を常温で水に対する溶解度が大きいものから順に並べたとき、正しいものを選ぶ問題です。対象はふっ化水素・二酸化硫黄・硫化水素・アンモニアです。
この問題のポイント
水への溶けやすさは、水と反応したり水素結合したりする性質が強いガスほど大きくなります。ふっ化水素とアンモニアはいずれも水に非常によく溶け、二酸化硫黄は中くらい、硫化水素は水にあまり溶けません。分かれ目は、ふっ化水素とアンモニアのどちらが上か、硫化水素をどこに置くかです。正しい並びはふっ化水素、アンモニア、二酸化硫黄、硫化水素の順になります。アンモニアを下位に置いたり、硫化水素を上位にしたりする並びは溶解度の大小を取り違えています。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 水によく溶けるアンモニアを最下位に置いている点が誤りです。アンモニアは二酸化硫黄より溶解度が大きいです。 |
| (2) | ○(正しい) | ふっ化水素、アンモニア、二酸化硫黄、硫化水素の順で、溶解度が大きい順の正しい並びです。これが正解です。 |
| (3) | ×(誤り) | アンモニアをふっ化水素より上位に置いている点が誤りです。最も溶けやすいのはふっ化水素です。 |
| (4) | ×(誤り) | 水に溶けにくい硫化水素を最上位に置いている点が誤りです。硫化水素はこの中で最も溶けにくい物質です。 |
| (5) | ×(誤り) | 二酸化硫黄を最上位に、アンモニアを最下位に置いている点が誤りです。溶解度の大小が入れ替わっています。 |
ここが分かれ目
水への溶けやすさは、水と反応したり水素結合をつくったりしやすいガスほど大きくなります。ふっ化水素は水と強く結びついて非常によく溶け、アンモニアも水に極めてよく溶けるため、この2つが上位です。二酸化硫黄は中程度、硫化水素は水にあまり溶けず最下位になります。正しい順はふっ化水素、アンモニア、二酸化硫黄、硫化水素です。アンモニアを溶けにくい側に回したり、硫化水素を溶けやすい側に置いたりすると誤りになります。
覚え方
- 溶解度が大きい順=ふっ化水素 → アンモニア → 二酸化硫黄 → 硫化水素。
- ふっ化水素とアンモニアは水に非常によく溶ける上位コンビ。
- 硫化水素は水にあまり溶けず最下位。ここを上位に置かない。
理解度チェック
Q.
ふっ化水素・二酸化硫黄・硫化水素・アンモニアを溶解度の大きい順に並べると?
ふっ化水素 → アンモニア → 二酸化硫黄 → 硫化水素の順です。
Q.
この4つのうち、水に最も溶けにくいのは?
硫化水素です。上位に置くと間違えます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 大気有害物質特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月