公害防止管理者 独学ノート

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令和6年度 公害防止管理者 大気特論 問1を解説|液体燃料の標準発熱量

令和6年度 大気特論 問1は、液体燃料の標準発熱量の大小関係に関する問題です。軽油・灯油・A重油の体積当たり発熱量を、正しく並べたものを選びます。

この問題のポイント

液体燃料の発熱量がここではMJ/L(体積当たり)で問われている点が分かれ目です。質量当たり(MJ/kg)なら水素を多く含む軽い燃料ほど大きくなりますが、体積当たりに直すと話が逆転し、密度が大きい燃料ほど1リットルに詰まっている炭素・水素の量が多くなって発熱量が大きくなります。軽油・灯油・A重油のうち最も重い(密度が大きい)のはA重油なので、体積当たりの発熱量はA重油が頭一つ抜け、灯油が最も小さくなります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)軽油を最大とする並びですが、最も密度の大きいA重油が先頭に来ないため誤りです。
(2)×(誤り)灯油を最大としていますが、灯油は3つの中で最も密度が小さく、体積当たりでは最小側です。
(3)×(誤り)灯油を最大、軽油を最小とする並びで、密度の順序とは合いません。
(4)○(正しい)A重油>軽油>灯油の順で、密度の大きい順に体積当たり発熱量が並ぶ正しい記述です。
(5)×(誤り)A重油を最大とする点は合っていますが、灯油と軽油の順序が逆で、灯油>軽油は成り立ちません。

選択肢(4)のポイント(ここが正しい)

軽油・灯油・A重油は、灯油が最も軽く(密度が小さく)、A重油が最も重い順に並びます。質量当たりの発熱量(MJ/kg)はほぼ同程度で、むしろ軽い灯油の方がわずかに大きいくらいですが、これを体積当たり(MJ/L)に換算するとき密度を掛けるため、密度の大小がそのまま順位を決めます。したがって体積当たりではA重油>軽油>灯油の順となり、選択肢(4)が正しい並びです。「質量当たりと体積当たりで順序が入れ替わる」点を取り違えると誤答に引き込まれます。

覚え方

  • 体積当たり(MJ/L)の発熱量は密度の大きい順=A重油>軽油>灯油
  • 質量当たり(MJ/kg)はほぼ横並びで、軽い燃料がむしろやや大きい。
  • 単位がLかkgかで順位が入れ替わる、と意識する。

理解度チェック

Q.

軽油・灯油・A重油を体積当たり(MJ/L)の発熱量の大きい順に並べると?

A重油>軽油>灯油です。密度の大きい燃料ほど1リットルに含まれる成分が多く、体積当たり発熱量が大きくなります。

Q.

体積当たりの発熱量で、燃料の順位を分けるのは主に何ですか?

密度です。質量当たりの発熱量は燃料間で大きく変わらないため、密度を掛けて体積当たりに直すと密度の大小がそのまま順位になります。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF

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