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令和4年度 公害防止管理者 大気特論 問1を解説|JISの燃料分類

令和4年度 大気特論 問1は、JISで規定される燃料の分類に関する問題です。液化石油ガス・灯油・軽油・重油・石炭の分け方について、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

石油系燃料は「何を基準に種類分けするか」を燃料ごとに押さえるのが軸です。灯油や液化石油ガスは用途による区分、重油は粘りの度合い(動粘度)による区分と、それぞれ基準が違います。ここでの分かれ目は軽油で、軽油が5種類に分かれる根拠は寒いところでも固まらずに流れるか(低温流動性)であって、硫黄分の多い少ないではありません。どの燃料がどの物性で区切られるかをすり替える選択肢を見抜けるかが問われます。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)○(正しい)液化石油ガスは用途で2種類に大別され、さらに組成(プロパン・ブタンの割合)で細分されます。
(2)○(正しい)灯油は用途によって1号・2号の2種類に分けられます。
(3)×(誤り)軽油は5種類に分けられますが、その基準は硫黄分ではなく低温での流動性(流動点・目詰まり点)です。
(4)○(正しい)重油は動粘度により1種・2種・3種に大別され、さらに細分されます。
(5)○(正しい)石炭は燃料比や発熱量といった石炭化の程度を示す指標で分類されます。

選択肢(3)のポイント(ここが誤り)

軽油はJISで5種類(特1号・1号・2号・3号・特3号)に区分されます。この区分が想定しているのは、気温の低い時期や寒冷地でも軽油が固まらずに流れるかという点です。判断の物差しになるのは流動点や目詰まり点といった低温流動性であり、寒い地域向けほど低温でも流れる号数が割り当てられます。選択肢(3)はこれを「硫黄分により」とすり替えています。硫黄分は排出規制や品質の観点で重要ですが、軽油をこの5種類に切り分ける根拠ではありません。

覚え方

  • 軽油5種類の物差しは低温流動性(流動点・目詰まり点)。硫黄分ではない。
  • 灯油・LPGは「用途」、重油は「動粘度」、石炭は「燃料比・発熱量」で分ける。
  • 「何で分類するか」を燃料ごとにセットで暗記し、基準のすり替えを見抜く。

理解度チェック

Q.

軽油をJISで5種類に分ける基準は何?

低温での流動性、すなわち流動点や目詰まり点です。寒冷地でも流れるかどうかで号数が決まります。硫黄分ではありません。

Q.

重油はどの物性で3種類に大別される?

動粘度です。粘りの度合いで1種(A重油)・2種(B重油)・3種(C重油)に分かれ、さらに細分されます。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF