令和7年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問13を解説|洗浄集じん装置の名称
令和7年度 大気関係技術特論 問13は、洗浄集じん装置(湿式集じん装置)の模式図と装置名称の組合せに関する問題です。図1〜図3に対応する装置名称の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
洗浄集じん装置は、水でダストを捕まえる湿式の装置で、水とガスをどう接触させるかで種類が分かれます。この問題は3か所の名称をそれぞれ言い当てる形で、図1のため水式が「ガス旋回形」か「ガス噴出形」か、図2が「ベンチュリスクラバー」か「ジェットスクラバー」か、図3が「充塡塔」か「スプレー塔」かが分かれ目です。各装置の水とガスの当て方の違いを押さえると、消去法で一つに絞れます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
各図に入る正しい名称
| 図 | 正しい名称 | 読み解き |
|---|---|---|
| 図1 | ガス噴出形ため水式 | ためた水に向けてガスを噴き出し、水面での衝突でダストを捕まえる形式です。 |
| 図2 | ジェットスクラバー | 水を高速で噴射(ジェット)し、その流れでガスを吸引しながら洗浄する装置です。 |
| 図3 | スプレー塔 | 塔内に水を噴霧してガスと接触させる装置で、充塡物を持ちません。 |
ここが分かれ目
正しい組合せは、図1がガス噴出形ため水式、図2がジェットスクラバー、図3がスプレー塔です。取り違えやすいのは図2と図3の2か所です。図2は、のど部で水を微粒化してダストを捕まえるベンチュリスクラバーと紛らわしいですが、正答は高速の水噴射でガスを引き込むジェットスクラバーです。図3は、充塡物を詰めて気液の接触面積を増やす充塡塔と迷いますが、正答は水を噴霧するだけのスプレー塔です。ベンチュリスクラバー・充塡塔と取り違えると別の番号を選んでしまうため、水とガスの当て方の違いで見分けます。
覚え方
- ジェットスクラバー=高速水噴射でガスを吸引。
- スプレー塔=水を噴霧するだけ(充塡物なし)。充塡塔は充塡物あり。
- ため水式のガス噴出形=ためた水にガスを噴き出す。
理解度チェック
Q.
スプレー塔と充塡塔の違いは?
スプレー塔は塔内に水を噴霧するだけで充塡物を持たず、充塡塔は充塡物を詰めて気液の接触面積を増やします。
Q.
ジェットスクラバーの特徴は?
水を高速で噴射(ジェット)し、その流れでガスを吸引しながら洗浄する点が特徴です。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月