1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 大気関係技術特論
  4. 令和5年
  5. > 問14 石綿(アスベスト)

令和5年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問14を解説|石綿(アスベスト)

令和5年度 大気関係技術特論 問14は、石綿(アスベスト)に関する問題です。種類・法規制・測定方法の記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

石綿は種類(大半がクリソタイル)、大気汚染防止法での特定粉じんとしての規制、敷地境界での繊維数濃度の測定などが問われます。分かれ目は測定に関する規定の数値で、試料の捕集高さの範囲が実際に定められた高さと合っていない点です。数値の記憶があいまいなときほど、ここが引っかけになります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)○(正しい)国内で工業的に使われてきた石綿の大半は、蛇紋石族のクリソタイル(白石綿)です。
(2)○(正しい)石綿は大気汚染防止法で特定粉じんとして規制されています。
(3)○(正しい)特定粉じん発生施設の石綿繊維数濃度は、敷地境界線で測定され規制されます。
(4)×(誤り)石綿測定の捕集高さとして示された範囲は、実際に定められた高さと合っていません。
(5)○(正しい)石綿粉じんの捕集に用いる集じん装置は、バグフィルターが圧倒的に多く使われます。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

石綿(特定粉じん)の濃度は敷地境界で測定しますが、試料の捕集高さは規定で定められた高さがあり、示された数値の範囲はその規定とずれています。捕集高さのような具体的な数値は記憶で処理せず、正確な値は公式資料で確認するのが安全です。ほかの選択肢は、石綿の種類・法規制・測定場所・集じん装置のいずれも正しく述べています。

覚え方

  • 国内使用石綿の大半=クリソタイル(白石綿・蛇紋石族)
  • 石綿=大気汚染防止法の特定粉じん。敷地境界線で繊維数濃度を測定・規制。
  • 石綿粉じんの捕集はバグフィルターが主力。捕集高さの数値は規定値を確認。

理解度チェック

Q.

日本で工業的に使われてきた石綿の大半を占める種類は?

蛇紋石族のクリソタイル(白石綿)で、95%以上を占めます。

Q.

特定粉じんである石綿の濃度はどこで測定する?

敷地境界線で繊維数濃度を測定し規制します。

令和5年 大気関係技術特論 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF