令和4年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問15を解説|手動試料採取装置の構成順序
令和4年度 大気関係技術特論 問15は、JISの普通形手動試料採取装置(1形)の構成要素を上流からの順に並べる問題です。示された組合せのうち、正しいものを選びます。
この問題のポイント
手動試料採取装置は、試料ガスをまず捕集部で受け、ポンプで引き、最後に体積を測る、という流れで組み立てます。分かれ目は上流から並べる順序で、SO2吸収瓶(捕集)→吸引ポンプ(吸引)→湿式ガスメーター(体積の積算)という並びが正解です。ポンプやガスメーターを先頭に置く組合せは、捕集や計量の役割の順番が入れ替わっており誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(正しい順番)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 各選択肢の判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 吸引ポンプを先頭に置いています。試料ガスは捕集用の吸収瓶を先に通す必要があり、順序が合いません。 |
| (2) | ○(正しい) | SO2吸収瓶→吸引ポンプ→湿式ガスメーターの順で、捕集・吸引・計量の流れに合致します。 |
| (3) | ×(誤り) | ガスメーターをポンプより上流に置いています。体積の積算はポンプの後段で行うため合いません。 |
| (4) | ×(誤り) | 湿式ガスメーターを先頭に置いており、捕集より前に計量する並びで誤りです。 |
| (5) | ×(誤り) | ガスメーターを先頭、吸収瓶を中間に置いており、捕集・吸引・計量の順序が崩れています。 |
ここが分かれ目
正しい並びはSO2吸収瓶 → 吸引ポンプ → 湿式ガスメーターです。試料ガスは、まず吸収瓶で目的成分を捕集してから、その後ろのポンプで吸引し、最後にガスメーターで通過した体積を積算します。ポンプやガスメーターを吸収瓶より上流に置いた組合せは、捕集の前にガスを引いたり体積を測ったりすることになり、役割の順番が崩れます。先頭に来るのは捕集を担う吸収瓶、と覚えておくと迷いません。
覚え方
- 手動採取(1形)の並び=吸収瓶→ポンプ→ガスメーター。
- 順番の意味=先に捕集、次に吸引、最後に体積を積算。
- ポンプやガスメーターが先頭に来る組合せは誤り。
理解度チェック
Q.
手動試料採取装置(1形)で、最も上流に置く要素は何ですか?
目的成分を捕集するSO2吸収瓶です。
Q.
湿式ガスメーターは装置のどの位置に置きますか?
吸引ポンプの後段、つまり最も下流で通過体積を積算します。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月