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令和4年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問10を解説|直列集じん装置の総合集じん率

令和4年度 大気関係技術特論 問10は、2つの集じん装置を直列につないだときの総合集じん率に関する計算問題です。総合集じん率が99.8%、一次側の集じん率が92.0%のとき、二次側の集じん率を求めます。

この問題のポイント

直列の集じんは、集じん率どうしを足したりかけたりしても答えは出ません。鍵は「通過率(すり抜ける割合=1−集じん率)」です。二段を通り抜けるダストは、一次側をすり抜け、さらに二次側もすり抜けたものだけなので、全体の通過率=一次側の通過率×二次側の通過率が成り立ちます。この関係で二次側の通過率を求め、1から引けば二次側の集じん率が得られます。答えは97.5%です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)×(誤り)91.8%は通過率の関係を使った計算値と合いません。
(2)×(誤り)93.4%も計算値と一致しません。
(3)×(誤り)95.9%も計算値と一致しません。
(4)○(正しい)通過率をかけ合わせて求めると97.5%となり、これが正解です。
(5)×(誤り)99.6%は高すぎ、計算値と一致しません。

ここが計算の分かれ目

集じん率ではなく通過率(1−集じん率)で考えます。順に計算します。

  • 全体の通過率=1−0.998=0.002
  • 一次側の通過率=1−0.920=0.080
  • 二次側の通過率=全体の通過率÷一次側の通過率=0.002÷0.080=0.025
  • 二次側の集じん率=1−0.025=0.975=97.5%

「通過率どうしをかける」という関係を使えば、集じん率を単純に引き算・足し算する誤りを避けられます。全体で99.8%まで取れていても、一次側が92.0%なら、二次側にはまだ97.5%の集じん率が必要という読み取りになります。

覚え方

  • 直列は通過率どうしをかける(集じん率は足さない・かけない)。
  • 通過率=1−集じん率。求めたい段の通過率=全体÷他段。
  • 集じん率に戻すときは 1−通過率。

理解度チェック

Q.

直列につないだ集じん装置で、かけ合わせるのは集じん率か通過率か?

通過率です。全体の通過率=各段の通過率ので表せます。

Q.

全体の通過率0.002を一次側の通過率0.08で割ると何が求まる?

二次側の通過率(0.025)です。1から引くと二次側の集じん率97.5%が得られます。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF