令和3年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問12を解説|電気集じん装置の構造
令和3年度 大気関係技術特論 問12は、電気集じん装置の構造に関する穴埋め問題です。ア~ウに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
電気集じん装置は、ガスの流れ方向による形式(水平形・垂直形)と、荷電と集じんを分けるかどうか(一段式・二段式)で整理できます。産業用の主力である一段式は、高濃度のダストを大量に処理する用途向きだという性格を押さえておくのが基本です。分かれ目は、中容量以上でどちらの形式が使われるか、そして一段式が処理するダスト濃度と装置容量の大小をそろえて答えられるかどうかです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 水平形 | 中容量以上ではガスを横に流す水平形が用いられます。 |
| イ | 高濃度 | 一段式は高濃度のダストを含むガスを処理する用途に向きます。 |
| ウ | 大容量 | 一段式は大容量の産業用装置として最も広く使われています。 |
ここが分かれ目
取り違えやすいのは、一段式が扱うダスト濃度と装置の容量です。一段式は荷電と集じんを同じ空間で同時に行う方式で、高濃度のダストを含むガスを大容量で処理する産業用の主力形式です。二段式は荷電部と集じん部を分けており、ビル空調など低濃度・小容量の空気清浄向きなので、ここを入れ替えると誤りになります。中容量以上の産業用装置ではガスを横方向に流す水平形が用いられる点も、あわせて押さえます。
覚え方
- 産業用の主力=一段式・水平形・大容量。
- 一段式=高濃度ダストを大量処理。二段式=低濃度の空気清浄。
- 荷電と集じんを「一段」で同時に行うか、「二段」で分けるかで用途が分かれる。
理解度チェック
Q.
一段式の電気集じん装置はどんなダスト・容量に向く?
高濃度のダストを含むガスを大容量で処理する産業用途に向きます。
Q.
一段式と二段式の違いは?
一段式は荷電と集じんを同じ空間で同時に行い、二段式は荷電部と集じん部を分ける方式で、低濃度・小容量の空気清浄に使われます。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月