令和2年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問14を解説|石綿3種の成分
令和2年度 大気関係技術特論 問14は、我が国で使われてきた石綿(アスベスト)3種=クリソタイル・アモサイト・クロシドライトの主成分に関する問題です。A~Cに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
3種の石綿はいずれもけい素を含むけい酸塩鉱物で、共通成分の「けい素」では区別できません。見分けるのは加わる金属です。白石綿(クリソタイル)はマグネシウム、茶石綿(アモサイト)はそこに鉄が加わり、青石綿(クロシドライト)はさらにナトリウムが加わります。空欄の出現回数に注目すると、全種に出るAが共通金属=マグネシウム、2種に出るBが鉄、青石綿だけのCがナトリウムと決まります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)
各空欄に入る語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| A | マグネシウム | 3種すべてに共通して含まれる金属。白石綿(クリソタイル)はけい素とマグネシウムが主成分です。 |
| B | 鉄 | 茶石綿(アモサイト)と青石綿に加わる金属。アモサイトはけい素・鉄・マグネシウムが主成分です。 |
| C | ナトリウム | 青石綿(クロシドライト)だけに加わる金属。けい素・鉄・マグネシウムにナトリウムが加わります。 |
ここが分かれ目
3種ともけい素は共通なので、区別できるのは加わる金属です。白=マグネシウム、茶=鉄+マグネシウム、青=ナトリウム+鉄+マグネシウム、と積み上げて覚えます。文中でAは3種すべてに、Bは2種に、Cは青石綿だけに現れるため、出現回数の多い空欄ほど共通の金属と考えれば、A=マグネシウム、B=鉄、C=ナトリウムと機械的に決められます。
覚え方
- 白(クリソタイル)=マグネシウム。茶(アモサイト)=鉄+マグネシウム。青(クロシドライト)=ナトリウム+鉄+マグネシウム。
- 全種共通はけい素。区別は加わる金属の積み上げ。
- 出現回数の多い空欄=共通金属マグネシウム。
理解度チェック
Q.
クリソタイル(白石綿)の主な金属成分は?
マグネシウムです(けい素とともに主成分となります)。
Q.
クロシドライト(青石綿)だけが含む金属は?
ナトリウムです。けい素・鉄・マグネシウムに加えて含まれます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月