令和2年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問13を解説|ろ布材の常用耐熱温度
令和2年度 大気関係技術特論 問13は、バグフィルターのろ布材の常用耐熱温度に関する問題です。5つの材質のうち、最も低いものを選びます。
この問題のポイント
バグフィルターのろ布は、処理する排ガスの温度に耐えられる材質を選びます。有機繊維は低温向き、無機繊維は高温向きという大枠を押さえると解けます。この問題では、有機繊維のなかでもポリプロピレン系のパイレンが最も低温で、次いでポリエステル、PPS、ポリイミドと上がり、無機のガラス繊維が最も高温側です。個々の温度を丸暗記するより、耐熱の序列で覚えるのが近道です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 各選択肢の判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | ポリエステルは常用およそ150℃で、パイレンより高温側です。最も低くはありません。 |
| (2) | ○(正しい) | パイレンはポリプロピレン系で、常用およそ90℃と5つのなかで最も低温です。 |
| (3) | ×(誤り) | ガラス繊維は無機で常用およそ250〜280℃と、5つのなかで最も高温側です。 |
| (4) | ×(誤り) | PPSは常用およそ190℃で、パイレンより高温側です。 |
| (5) | ×(誤り) | ポリイミドは常用およそ240℃と高温に耐え、最も低くはありません。 |
選択肢(2)のポイント(ここが正解)
パイレンはポリプロピレン系の合成繊維で、耐薬品性には優れる一方、常用耐熱温度はおよそ90℃と、この5つのなかで最も低くなっています。ポリエステル(約150℃)、PPS(約190℃)、ポリイミド(約240℃)、ガラス繊維(約250〜280℃)と比べても、パイレンが最下位です。有機繊維は熱に弱く、無機のガラス繊維が最も高温に耐える、という順序で押さえると迷いません。
覚え方
- 耐熱の序列=パイレン < ポリエステル < PPS < ポリイミド < ガラス繊維。
- 有機繊維は低温向き、無機(ガラス繊維)は高温向き。
- 高温排ガスにはガラス繊維、低温にはパイレン・ポリエステル。
理解度チェック
Q.
5つのろ布材で常用耐熱温度が最も低いのは?
パイレン(ポリプロピレン系、常用およそ90℃)です。
Q.
最も高温に耐えるろ布材はどれ?
無機のガラス繊維(常用およそ250〜280℃)です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月