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令和元年度 公害防止管理者 大気関係技術特論 問7を解説|JISによる燃料試験方法

令和元年度 大気関係技術特論 問7は、JISによる燃料試験方法に関する問題です。気体燃料や石油製品、石炭の試験・試料採取についての記述のうち、正しいものを選びます。

この問題のポイント

燃料試験は、燃料の種類ごとに別々のJIS規格で分析方法や発熱量の測定方法、試料の採取方法が定められています。この問題は、規格の適用範囲や採取用語の使い方の正しさを問います。分かれ目は、試料採取に出てくる「インクリメント」と「縮分」という2つの言葉の区別です。ロットから少しずつ試料を取り出す操作と、取り出した試料を代表性を保ったまま小さくする操作は別物で、ここを入れ替えると誤りになります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(正しい記述)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)×(誤り)天然ガスと液化石油ガスの分析・発熱量測定は、同一ではなく別々の規格に定められています。
(2)×(誤り)熱量計で測定する際の試料ガス採取法として挙げた組合せが、JISの規定と一致しません。
(3)○(正しい)原油・石油製品の炭素・水素の測定方法は個別に規定されておらず、記述の向きが正しいものです。
(4)×(誤り)石油製品は平均的な試料を得にくいため、むしろ採取方法が規定されています。
(5)×(誤り)ロットから少量ずつ取るのはインクリメント採取で、それを縮分と呼ぶのは用語の取り違えです。

選択肢(3)のポイント(なぜ正しいか)

正解の選択肢(3)は、原油・石油製品に含まれる炭素・水素について「測定方法は規定されていない」と述べ、これが正しい記述です。あわせて誤り側の分かれ目を押さえると理解が深まります。とくに注意したいのが選択肢(5)で、ロットの各部から少量ずつ試料を取り出す操作=インクリメント採取と、採取した試料を代表性を保ったまま量を減らす操作=縮分は別の言葉です。(5)は前者を「縮分」と呼んでおり、用語が入れ替わっています。選択肢(1)は天然ガスと液化石油ガスを同一規格とする点、選択肢(4)は石油製品の採取方法が「規定されていない」とする点で、いずれも実際と向きが逆です。

覚え方

  • 採取用語はインクリメント=少量ずつ取る/縮分=取った試料を小さくするで区別。
  • 燃料の種類ごとに規格は別。天然ガスと液化石油ガスは同一規格ではない。
  • 平均試料を得にくい石油製品ほど、採取方法がきちんと規定されている。

理解度チェック

Q.

「インクリメント」と「縮分」はどう違う?

インクリメントはロットから少量ずつ取り出す操作、縮分は取り出した試料を代表性を保って量を減らす操作です。順番も意味も別物です。

Q.

天然ガスと液化石油ガスの分析・発熱量測定は同じ規格にまとめられている?

いいえ。燃料の種類ごとに別々の規格で定められています。同一規格とする記述は誤りです。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気関係技術特論 問題・正解」(公式PDF