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令和5年度 公害防止管理者 水質有害物質特論 問7を解説|ふっ素排水の処理

令和5年度 水質有害物質特論 問7は、ふっ素排水の処理に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

ふっ素は、カルシウム剤(多くは水酸化カルシウム)を加えてふっ化カルシウムとして沈めるふっ化カルシウム法が基本で、沈みにくいコロイド分は汚泥循環法で減らします。低い濃度まで落とすときは、アルミニウム塩による水酸化物共沈法(最適pH6~7)を組み合わせます。引っかけの核心は、両者を併用する二段沈殿処理法での順番です。まず量の多いふっ素をふっ化カルシウム法で1段目に大まかに落とし、残りを水酸化物共沈法で2段目に仕上げます。選択肢(4)はこの1段目・2段目を入れかえています。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)ふっ化カルシウム法のカルシウム剤には水酸化カルシウムを使うことが多いです。正しい記述です。
(2)○(正しい)沈みにくいコロイド状ふっ化カルシウムを減らす対策に汚泥循環法があります。正しい記述です。
(3)○(正しい)アルミニウム塩による水酸化物共沈法の最適pHは6~7です。正しい記述です。
(4)×(誤り)二段沈殿処理法はふっ化カルシウム法を1段目にします。「水酸化物共沈法を1段目」とする点が誤りです。
(5)○(正しい)ふっ素吸着樹脂は水酸化ナトリウムで再生できます。正しい記述です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

二段沈殿処理法は、性質のちがう二つの方法を順に使ってふっ素を低い濃度まで落とす手順です。1段目は、大量のふっ素をふっ化カルシウムとして安く大まかに沈めるふっ化カルシウム法が担当します。そのうえで、残った少量を水酸化物共沈法で2段目に高度処理します。選択肢(4)は「通常、水酸化物共沈法を1段目とする」とし、1段目と2段目の担当を逆にしている点が誤りです。順序は「粗取りのふっ化カルシウム法が先、仕上げの共沈法が後」と覚えます。

覚え方

  • 二段沈殿はふっ化カルシウム法が1段目→水酸化物共沈法が2段目
  • 粗取りが先、仕上げが後。アルミ塩の共沈は最適pH6~7

理解度チェック

Q.

ふっ素排水の二段沈殿処理法、1段目に使うのはどちら?

ふっ化カルシウム法です。大量のふっ素を粗く落とし、2段目の水酸化物共沈法で仕上げます。

Q.

アルミニウム塩による水酸化物共沈法の最適pHは?

6~7です。ふっ素吸着樹脂は水酸化ナトリウムで再生できます。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 水質有害物質特論 問題・正解」(公式PDF