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令和3年度 公害防止管理者 水質有害物質特論 問2を解説|アルカリ剤の中和特性

令和3年度 水質有害物質特論 問2は、重金属排水を凝集沈殿処理するときに使うアルカリ剤の中和特性と使用上の注意に関する問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

アルカリ剤は、液状で扱いやすいカセイソーダ、安価な消石灰、炭酸塩のソーダ灰、反応の遅い石灰石など、コストと使い勝手で選び分けます。引っかけの核心はコスト比較で、消石灰はカセイソーダに比べて安価であり、安いからこそ大規模な処理でも広く使われます。選択肢(2)は「消石灰は高価だから小規模で使う」と、価格の高低を逆にしている点が誤りです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)カセイソーダは液状で使えるため、中和速度が速くpH調整が容易です。正しい記述です。
(2)×(誤り)消石灰はカセイソーダより安価です。「高価だから小規模で使う」とする点が逆で誤りです。
(3)○(正しい)水酸化マグネシウムは乳液(スラリー)で使うため、薬品貯留や配管での沈殿防止対策が必要です。正しい記述です。
(4)○(正しい)石灰石は濃厚ふっ酸廃液の処理などに使われます。正しい記述です。
(5)○(正しい)ソーダ灰は中性から弱アルカリ域での処理に有効です。正しい記述です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

アルカリ剤を選ぶときは、必要なpHとコストのバランスが要になります。消石灰(水酸化カルシウム)は原料が安く、カセイソーダ(水酸化ナトリウム)に比べて安価です。そのため高価だから小規模でしか使えないという説明は成り立たず、むしろ安いために大規模な排水処理でも幅広く使われます。選択肢(2)は価格の高低を取り違えている点が誤りで、消石灰は「安価で汎用的」という位置づけでおさえます。

覚え方

  • 消石灰は安価で大規模でも使う/カセイソーダは液状で中和が速い。
  • 価格の高い・安いを問う選択肢は、消石灰=安い側と押さえて逆転に注意。

理解度チェック

Q.

消石灰とカセイソーダで、価格が安いのはどちら?

消石灰(水酸化カルシウム)です。安価なため大規模な排水処理でも広く使われます。

Q.

液状で中和速度が速く、pH調整が容易なアルカリ剤は?

カセイソーダ(水酸化ナトリウム)です。液状のため取り扱いやすく、pH調整に向きます。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 水質有害物質特論 問題・正解」(公式PDF