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令和6年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問13を解説|凝集沈殿の維持管理

令和6年度 水質関係技術特論 問13は、凝集沈殿装置の維持管理に関する問題です。ジャーテストや凝集剤の扱いについて述べた選択肢のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

凝集沈殿では、最適な凝集剤の量やpHをジャーテストで実験的に探し、沈んだフロックは汚泥として適切な間隔で引き抜きます。凝集剤には固体と液体があり、それぞれ扱いに一長一短があります。引っかけの核心は固体と液体の取り扱いやすさの説明で、潮解や凍結といった性質と、どちらが扱いやすいかという結論が入れ替えられています。ここを落ち着いて読み分けるのがポイントです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)最適な凝集剤の添加量やpHは、ジャーテストで実験的に確かめるのが確実です。正しい記述です。
(2)×(誤り)潮解や凍結の心配は固体・液体それぞれの短所で、固体の方が扱いやすいと言い切る点が誤りです。
(3)○(正しい)硫酸アルミニウムやポリ塩化アルミニウムが主で、塩化鉄(III)や硫酸鉄(III)も使われます。正しい記述です。
(4)○(正しい)高分子凝集剤を凝集助剤として併用することがあります。正しい記述です。
(5)○(正しい)沈んだフロックは、できるだけ高濃度で、過度に堆積しないよう適切な間隔で引き抜きます。正しい記述です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

凝集剤の固体と液体には、それぞれ扱いにくさがあります。固体は空気中の水分を吸って湿る潮解のおそれがあり、液体は寒冷地で凍結するおそれがあります。選択肢(2)は、これらの短所を並べたうえで固体の方が取り扱いやすいと結論づけている点が誤りです。溶かす手間がなく計量や注入がしやすいことから、一般には液体の方が扱いやすいとされます。潮解のおそれがあるのは固体側であり、その固体を「扱いやすい」と結ぶのは、短所と結論のつながりが逆になっています。

覚え方

  • 最適な添加量とpHはジャーテストで実験的に決める。
  • 固体は潮解、液体は凍結が短所。扱いやすいのは液体側。
  • 主役は硫酸アルミ・PAC、鉄塩も使う。高分子は凝集助剤。
  • 汚泥は高濃度で、過度に溜めず適切な間隔で引き抜く。

理解度チェック

Q.

潮解のおそれがあるのは固体と液体の凝集剤どちら?

固体です。液体は寒冷地での凍結が短所になります。

Q.

最適な凝集剤の添加量やpHを確かめる試験は?

ジャーテストです。実験的に最適条件を探すのが確実です。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF