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令和5年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問16を解説|計測機器の組合せ

令和5年度 水質関係技術特論 問16は、計測機器と、その測定原理に関わる語句の組合せに関する問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

水質の計測機器は、それぞれ測定原理が決まっています。濁度計は散乱光、酸化還元電位計とpH計は電極、溶存酸素計は隔膜ガルバニ電池式電極、というように機器と原理の対応を確認する問題です。引っかけの核心はTOC計の測定原理で、TOC計は試料中の有機炭素を燃焼酸化して生じた二酸化炭素を赤外線などで測るのが基本です。イオン電極法は特定イオンを測る別の方法なので、この組合せが誤りです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)TOC計は燃焼酸化して生じた二酸化炭素を赤外線式などで測ります。イオン電極法と組み合わせている点が誤りです。
(2)○(正しい)濁度計は光を当てて生じる散乱光を散乱光受光器で捉えて濁りを測ります。正しい組合せです。
(3)○(正しい)酸化還元電位計は測定電極と参照電極(比較電極)の電位差から電位を測ります。正しい組合せです。
(4)○(正しい)溶存酸素計には隔膜ガルバニ電池式電極が用いられます。正しい組合せです。
(5)○(正しい)pH計はガラス電極を用いて水素イオン濃度を測ります。正しい組合せです。

選択肢(1)のポイント(ここが誤り)

TOC計は水中の有機物に含まれる炭素量を測る機器で、試料を燃焼酸化して二酸化炭素に変え、赤外線式(NDIR)などで定量するのが代表的な原理です。一方のイオン電極法は、フッ化物イオンやアンモニウムイオンなど特定のイオンを電極で測る別方式で、TOC計の原理ではありません。選択肢(1)はこの二つを結び付けている点が誤りです。他の四つは、濁度計=散乱光、酸化還元電位計=参照電極、溶存酸素計=隔膜ガルバニ電池式電極、pH計=ガラス電極と、いずれも原理どおりの組合せになっています。

覚え方

  • TOC計は燃焼酸化+赤外線式(イオン電極法ではない)。
  • イオン電極法=特定イオンを測る別方式。
  • pH計=ガラス電極、溶存酸素計=隔膜ガルバニ電池式電極。
  • 濁度計=散乱光、酸化還元電位計=参照電極。

理解度チェック

Q.

TOC計の代表的な測定原理は?

燃焼酸化で生じた二酸化炭素を赤外線式などで測る方法です。イオン電極法ではありません。

Q.

pH計に用いられる電極は?

ガラス電極です。水素イオン濃度を測ります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF