令和4年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問16を解説|流量測定
令和4年度 水質関係技術特論 問16は、排水の流量測定に関する問題です。誤っているものを選びます。
この問題のポイント
流量測定は、容量既知の容器を使う方法、堰やフリュームで水位から求める方法、電磁式・超音波式の流量計など、方式ごとに適する場所が違います。引っかけの核心はフリューム式の使いどころです。フリュームは水路の断面を絞って生じる水位変化から流量を求める装置で、上部が開いた開水路(開渠)に設置します。満管で流れる管路(配管)用ではありません。選択肢(3)はこれを「管路で用いられる」として、適用する場所を取り違えています。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 容器による測定では、バケツ類など容量既知のものを用います。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 堰は堰板・支え板・水路で構成されます。正しい記述です。 |
| (3) | ×(誤り) | フリューム式は管路ではなく、開水路(開渠)で用いる装置です。誤りです。 |
| (4) | ○(正しい) | 電磁流量計は固形物の影響を受けにくい方式です。正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | 超音波式の流量計は圧力損失がありません。正しい記述です。 |
選択肢(3)のポイント(ここが誤り)
フリューム(パーシャルフリュームなど)は、水路の幅や底を絞って流れをくびれさせ、そこで生じる水位の変化から流量を求める装置です。水面が開いている必要があるため、開水路(開渠)に設置するもので、満管の管路には使えません。管路の流量を測るなら、電磁流量計や超音波流量計などを用います。選択肢(3)は、開水路用のフリュームを管路用と取り違えている点が誤りです。堰と同じく「開水路で水位から測る」仲間として押さえると迷いません。
覚え方
- フリューム・堰は開水路(開渠)の流量測定。
- 管路(満管)は電磁式・超音波式。
- 電磁式は固形物の影響なし、超音波式は圧力損失なし。
理解度チェック
Q.
フリューム式の流量計はどこで使う?
開水路(開渠)です。水位変化から流量を求めるので、満管の管路には使えません。
Q.
管路の流量測定に向く流量計は?
電磁流量計や超音波流量計です。電磁式は固形物の影響を受けにくく、超音波式は圧力損失がありません。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月