令和3年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問14を解説|pH計の維持管理
令和3年度 水質関係技術特論 問14は、物理化学処理装置におけるpH調節装置のpH計の維持管理に関する穴埋め問題です。ア~ウに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
pH計は、pHが分かっている液で指示値を合わせる校正、消耗する内部液の補給、電極の洗浄を組み合わせて維持します。分かれ目は三つです。アの校正に使うのは標準液(塩化カリウム溶液は比較電極まわりの内部液側で使うもので、校正液ではありません)。イで補給するのは電極内部液。ウの校正間隔は2週間程度が望ましく、6か月では長すぎます。これらがそろう組合せが正解です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 標準液 | 校正は、pHが分かっている標準液で指示値を合わせます。 |
| イ | 電極内部液 | 使用で消耗・減少する電極内部液を補給します。 |
| ウ | 2週間 | 校正は2週間程度の間隔が望ましく、こまめに行います。 |
ここが分かれ目
取り違えやすいのはアとウです。アの校正は、pHが既知の標準液(緩衝液)に電極を浸して指示値を合わせる作業で、塩化カリウム溶液を校正液とするのは誤りです。塩化カリウム溶液は比較電極まわりで使う塩橋の液であって、校正には使いません。ウの校正間隔は、6か月では間隔が長すぎ、実務では2週間程度でこまめに行うのが望ましいとされます。イの電極内部液の補給と合わせて、標準液・電極内部液・2週間がそろう選択肢(5)が正解です。
覚え方
- pH計の校正は標準液で行う(塩化カリウム溶液は校正液ではない)。
- 補給するのは電極内部液。電極洗浄も定期的に。
- 校正の間隔は2週間程度でこまめに。
理解度チェック
Q.
pH計の校正に使うのは標準液?それとも塩化カリウム溶液?
標準液です。pHが分かっている標準液で指示値を合わせます。塩化カリウム溶液は比較電極まわりで使う液で、校正液ではありません。
Q.
pHの校正はどのくらいの間隔で行うのが望ましい?
2週間程度です。6か月では長すぎ、こまめな校正が望ましいとされます。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月