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令和2年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問14を解説|pH計の維持管理

令和2年度 水質関係技術特論 問14は、排水のpH調節における維持管理に関する正誤問題です。pH計を正しく使うための管理について、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

pH計は電極の状態によって指示値がずれるため、標準液での校正・電極内部液の補給・電極の洗浄を定期的に続けることが管理の基本です。油分や浮遊物が電極に付くと応答が鈍り、内部液の減りが早ければ液絡部の点検や電極交換が必要になります。引っかけの核心は自動洗浄装置を付ければ校正時の目視確認を省けると言い切っている点で、自動洗浄はあくまで汚れの付着を減らす補助にすぎず、校正やその際の確認洗浄そのものを省略してよい根拠にはなりません。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)標準液による校正、電極内部液の補給、電極の洗浄を定期的に行うのは基本の管理です。正しい記述です。
(2)○(正しい)油分や浮遊物が電極に付くと応答性が悪くなりやすく、注意が必要です。正しい記述です。
(3)×(誤り)超音波の自動洗浄を付ければ校正時の目視確認洗浄を省略できるとする点が誤りです。自動洗浄は補助で、校正時の確認は省けません。
(4)○(正しい)内部液の消費が非常に多いときは、液絡部の点検または電極の交換が必要です。正しい記述です。
(5)○(正しい)校正後にポータブル形pH計でクロスチェックすれば、校正ミスに気づけます。正しい記述です。

選択肢(3)のポイント(ここが誤り)

pH電極の指示値は、電極の汚れや劣化で少しずつずれていきます。これを直すのが標準液を使った校正で、そのとき電極を目で見て汚れを確認し洗うことが欠かせません。超音波などの自動洗浄装置は、運転中の汚れの付着を減らして応答の悪化を遅らせる補助的な役割にすぎません。自動洗浄を付けたからといって、校正やその際の目視による確認洗浄を省略してよいわけではありません。選択肢(3)は補助手段を根拠に基本の管理を省けると述べている点が誤りです。

覚え方

  • pH計の基本管理=定期の校正・内部液補給・電極洗浄はやめない。
  • 自動洗浄は付着を減らす補助。校正や目視確認の代わりにはならない。

理解度チェック

Q.

超音波の自動洗浄を付ければ校正時の目視確認洗浄は省略できる?

いいえ。自動洗浄は汚れの付着を減らす補助にすぎません。校正やその際の目視による確認洗浄は、そのまま続ける必要があります。

Q.

電極内部液の消費が非常に多いときの対応は?

液絡部の点検、または電極の交換を行います。内部液が早く減るのは、液絡部の異常などが疑われるためです。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF