令和元年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問7を解説|膜モジュール
令和元年度 水質関係技術特論 問7は、膜分離法で実用化されている膜モジュールの形式を問う問題です。並んだ形式の中で膜モジュールにあたらない、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
膜分離では、膜を装置に組み込んだ単位を膜モジュールと呼びます。実用化されている代表的な形式は、平膜形・スパイラル形・管状形・中空糸形の4つです。引っかけの核心は、選択肢に紛れ込ませたフィルタープレス形です。名前に「フィルター」が付くため膜の一種に見えますが、これが膜モジュールの形式かどうかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 平膜形は実用化されている膜モジュールの一形式です。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | スパイラル形は膜を巻き込んだ形式で、実用化されています。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 管状形(チューブラー形)も一般的な膜モジュールです。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 中空糸形は細い中空の糸状膜を束ねた形式で、広く使われています。正しい記述です。 |
| (5) | ×(誤り) | フィルタープレス形は汚泥などの脱水に使う加圧ろ過装置で、膜モジュールの形式ではありません。 |
選択肢(5)のポイント(ここが誤り)
膜モジュールとは、膜分離に使う膜を装置の中に組み込んだ単位で、実用化されているのは平膜形・スパイラル形・管状形・中空糸形です。一方のフィルタープレスは、汚泥などを板の間ではさんで圧力をかけ、水分を絞り出す脱水(加圧ろ過)の装置であり、膜分離の膜モジュールとは役割も仕組みも別です。名前に「フィルター」が付くので膜の仲間に見えますが、膜モジュールの形式として並べるのは誤りです。
この問題に関連する用語解説
覚え方
- 実用の膜モジュールは平膜・スパイラル・管状・中空糸の4形式。
- フィルタープレスは脱水(加圧ろ過)装置。膜モジュールではない引っかけの常連。
- 「膜を組み込んだ単位か」「水を絞る装置か」で仕分ける。
理解度チェック
Q.
フィルタープレス形は膜モジュールの形式?
いいえ。フィルタープレスは汚泥などの脱水に使う加圧ろ過装置で、膜モジュールではありません。
Q.
実用化されている膜モジュールの形式を挙げると?
平膜形・スパイラル形・管状形・中空糸形の4つが代表です。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月