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令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問25を解説|振動レベルの測定

令和7年度 騒音・振動特論 問25は、振動レベルの測定における振動ピックアップの設置や読み取りに関する正誤問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

振動ピックアップは自分の軸方向の振動を検出します。鉛直方向の振動を測るには鉛直に据えるのが基本で、設置面が柔らかいと設置共振で値がふくらむ、といった設置条件の影響が論点です。引っかけの核心は、ピックアップを傾けて設置したときに鉛直方向の測定値がどう変わるかです。傾けると検出される鉛直成分は傾き角のcosθ倍に減るため、値は実際より小さくなります。選択肢(4)はこれを「大きくなる」と逆に述べている点が誤りです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)振動規制法に則った測定では、計量法の条件に合格した振動レベル計を用います。正しい記述です。
(2)○(正しい)緩衝物ややわらかい地面の上では、設置共振で実際より大きく測定されることがあります。正しい記述です。
(3)○(正しい)杭を有する設置台を地面に埋め込むと、設置共振が抑えられることがあります。正しい記述です。
(4)×(誤り)傾けて設置すると鉛直成分がcosθ倍に減り、値は実際より小さくなります。「大きくなる」は誤りです。
(5)○(正しい)対象の振動だけを測るには、対象があるときとないときの指示値の差が10 dB以上あることが望ましいとされます。正しい記述です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

振動ピックアップは、その軸方向に沿った振動を検出します。鉛直振動を正しく測るには鉛直に据える必要があり、傾き角θだけ傾けて設置すると、検出される鉛直方向の成分はcosθ倍に減少します。その結果、鉛直方向の振動レベルの値は実際より小さく測定されます。選択肢(4)はこれを「実際よりも大きくなる」としており、変化の向きが逆で誤りです。柔らかい地面での設置共振(値が大きく出る)とは別の現象なので、混同しないようにします。

覚え方

  • ピックアップを傾ける→鉛直成分はcosθで減る→値は小さくなる
  • やわらかい地面・緩衝物→設置共振で大きく出る/杭付き台で抑制。

理解度チェック

Q.

振動ピックアップを傾けて設置すると鉛直方向の値はどうなる?

小さくなります。検出される鉛直成分が傾き角のcosθ倍に減るためです。

Q.

対象の振動だけを測るとき望ましい指示値の差は?

対象があるときとないときの差が10 dB以上あることが望ましいとされます。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF