令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問21を解説|皿ばねの組合せ
令和7年度 騒音・振動特論 問21は、同じばね定数の皿ばねを図ア〜オのように組み合わせたとき、ばね定数が同じになる組合せを選ぶ問題です。
この問題のポイント
皿ばねは、重ね方によって全体のばね定数が変わります。同じ向きにぴったり重ねる(並列に働く)と、枚数の分だけばね定数が大きく(硬く)なります。向かい合わせに積み重ねる(直列に働く)と、たわみが足し合わさってばね定数は小さく(柔らかく)なります。図ア〜オはこの並列・直列を組み合わせた配置で、結果として同じばね定数になる2つを見つけるのが問題です。分かれ目は、各図が「何枚を並列」「何組を直列」にしているかを数え、ばね定数を比べることです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 組合せ | 判定 |
|---|---|---|
| (1) | ア-イ | × 2つの合成ばね定数は一致しません。 |
| (2) | ア-エ | ○ 並列と直列の組み方が異なっても、合成ばね定数が等しくなる組合せです。 |
| (3) | ア-オ | × 2つの合成ばね定数は一致しません。 |
| (4) | ウ-エ | × 2つの合成ばね定数は一致しません。 |
| (5) | ウ-オ | × 2つの合成ばね定数は一致しません。 |
ここが分かれ目
皿ばね1枚のばね定数をkとします。同じ向きにn枚を重ねて並列に働かせると、合成ばね定数はn×kになります(硬くなる)。逆に向かい合わせにm枚を積んで直列に働かせると、合成ばね定数はk/mになります(柔らかくなる)。したがって、たとえば「2枚並列を2組直列」なら(2k)/2=k のように、並列と直列の枚数の掛け合わせでばね定数が決まります。図ア〜オはこの組み方が違うため、見た目が違っても合成ばね定数が一致する組合せが生まれます。公式の正解はア-エの組合せです。並列は掛け算、直列は割り算、と押さえて各図の枚数を数えるのが解法の軸になります。
覚え方
- 皿ばねは同じ向きの重ね=並列で硬く、向かい合わせ=直列で柔らかく。
- 並列n枚→n×k(大きく)、直列m枚→k/m(小さく)。枚数の掛け合わせで比較。
理解度チェック
皿ばねを同じ向きに重ねると、ばね定数はどうなる?
大きくなります(硬くなる)。並列に働き、枚数分だけばね定数が増えます。
向かい合わせに積み重ねると、ばね定数はどうなる?
小さくなります(柔らかくなる)。直列に働き、たわみが足し合わさってばね定数が下がります。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月