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令和6年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問26を解説|振動計の使用・保管

令和6年度 騒音・振動特論 問26は、振動計を使うとき・しまうときに気をつける事項に関する問題です。不適当なものを選びます。

この問題のポイント

振動ピックアップは衝撃に弱いので落とさない、電源電圧を測定前に確認する、電池交換は電源を切って行う、高温多湿を避けて保管する、といった注意はいずれも妥当です。引っかけの核心は、低周波大振幅を測るときのケーブルの扱いです。ケーブルが揺れると、その動き自体がノイズ(ケーブルノイズ)を生み、測定値を乱します。だからケーブルは固定して動かないようにするのが正しく、選択肢(2)の「固定しないこと」は逆の指示になっています。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)ピックアップは衝撃に弱く、落としたりぶつけたりしないよう扱います。正しい記述です。
(2)×(不適当)ケーブルの動きがノイズ源になるため、固定するのが正しく、「固定しない」は不適当です。
(3)○(正しい)測定前に電源電圧が適正かを確認します。正しい記述です。
(4)○(正しい)電池交換は電源スイッチをOFFにして行います。正しい記述です。
(5)○(正しい)保管場所は高温多湿を避けます。正しい記述です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

低周波で振幅の大きい振動を測るとき、ピックアップにつながるケーブルも一緒に大きく揺れます。ケーブルが動くと、内部で摩擦や変形によるケーブルノイズ(トライボ電気)が発生し、本来の振動信号に上乗せされて測定値を狂わせます。これを避けるために、ケーブルはたるませたうえで途中を固定して動かないようにするのが正しい取り扱いです。選択肢(2)は「ケーブルを固定しないこと」として、ノイズを増やす向きの指示になっているため不適当です。ケーブルは固定して揺れを抑える、と押さえます。

覚え方

  • 低周波大振幅の測定ではケーブルは固定して揺れを抑える(動くとノイズ源)。
  • ピックアップは衝撃厳禁、電源電圧は測定前に確認。
  • 電池交換は電源OFF、保管は高温多湿を避ける。

理解度チェック

Q.

低周波大振幅の測定でケーブルを固定するのはなぜ?

ケーブルが揺れると摩擦や変形でノイズが生じ、測定値を乱すためです。固定して動きを抑えます。

Q.

振動ピックアップの取り扱いで最も避けるべきことは?

床に落としたり物にぶつけたりすることです。衝撃に弱く、特性が変わったり壊れたりします。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF