令和5年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問25を解説|振動規制法の測定方法
令和5年度 騒音・振動特論 問25は、振動規制法に従って振動レベルを求める方法に関する問題です。正しいものを選びます。
この問題のポイント
振動レベルの求め方は、測定器の指示値がどのように変動するかで決まります。周期的または間欠的に変動し、その最大値がおおむね一定であれば「変動ごとの最大値の平均値」を採ります。指示値が不規則かつ大幅に変動するときは「80パーセントレンジの上端」を採ります。取り違えやすいのは、平均値なのか中央値なのか、そして採るべき指標が変動の型に合っているかという点です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(正しい記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 変動が3dB以上という理由で時間平均振動レベルとするのは、定められた求め方と合いません。 |
| (2) | ×(誤り) | 周期的変動では最大値の平均値を採るべきで、中央値とするのは誤りです。 |
| (3) | ○(正しい) | 間欠的に変動し最大値がおおむね一定なら、変動ごとの最大値の平均値とするのが正しい方法です。 |
| (4) | ×(誤り) | 80パーセントレンジの上端は不規則かつ大幅に変動する場合の方法で、間欠的変動には当てはめません。 |
| (5) | ×(誤り) | 80パーセントレンジの上端を採る方向は合っていますが、測定間隔(1秒間隔)の条件が定めと異なります。 |
選択肢(3)が正しい理由
指示値が周期的または間欠的に変動し、その最大値がおおむね一定である場合は、変動ごとの指示値の最大値を集めて、その平均値を振動レベルとします。選択肢(3)はこの手順どおりで正しい記述です。一方、選択肢(2)は同じ型の変動でありながら「最大値の中央値」としており、平均値と取り違えている点が誤りです。指示値が不規則かつ大幅に変動する場合だけが、80パーセントレンジの上端で求める対象になります。
覚え方
- 周期的・間欠的で最大値がほぼ一定→最大値の平均値。
- 不規則かつ大幅な変動→80パーセントレンジの上端(L10相当)。
- 「中央値」ではなく「平均値」。
理解度チェック
Q.
間欠的に変動し、最大値がおおむね一定のときの振動レベルは?
変動ごとの最大値の平均値とします。中央値ではありません。
Q.
指示値が不規則かつ大幅に変動するときは?
80パーセントレンジの上端の数値で求めます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月