1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 騒音・振動特論
  4. 令和5年
  5. > 問10 周波数重み付け特性A・C・Z

令和5年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問10を解説|周波数重み付け特性A・C・Z

令和5年度 騒音・振動特論 問10は、周波数重み付け特性A・C・Zの補正値の表を読む問題です。表のア~シのうち、正の値が入るセルがいくつあるかを数えます。

この問題のポイント

周波数重み付けは、各周波数の音圧レベルに足したり引いたりする補正値です。基準の1000Hzはどの特性でも0dBに合わせてあります。ポイントは、A・C・Zそれぞれで補正が正(プラス)になる帯域を思い出すことです。正の補正が現れるのはA特性の高音側だけで、2000Hzと4000Hz付近がわずかにプラスになります。C特性とZ特性には正のセルがないため、正の値は合わせて2つです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1) 1つ×(誤り)A特性は2000Hzと4000Hzの両方が正なので、1つでは足りません。
(2) 2つ○(正しい)正はA特性の2000Hzと4000Hzの2セルだけ。C・Zに正はありません。
(3) 3つ×(誤り)C特性の高音側を正と数えた勘違いで、実際はマイナスです。
(4) 4つ×(誤り)数えすぎです。正はA特性の2セルに限られます。
(5) 5つ×(誤り)最も多く、各特性の符号を取り違えています。

数え方(正の値になるセル)

各特性の補正の向きを、周波数帯ごとに思い出して数えます。基準の1000Hzは0dBです。

  • A特性:人の耳の感度に合わせ、低音を大きく引き下げる。250Hz・500Hzは負。高音側の2000Hz(約+1.2dB)と4000Hz(約+1.0dB)がわずかに正。→ 正は2つ。
  • C特性:低音の減衰がゆるやかで平坦寄り。250Hz・500Hzはほぼ0、2000Hz・4000Hzはわずかに負。→ 正は0。
  • Z特性:補正しない平坦特性。全帯域で0dB。→ 正は0。

正になるのはA特性の2000Hzと4000Hzだけなので、合計2つで選択肢(2)が正解です。A特性が高音側でわずかに持ち上がることを覚えていれば迷いません。

覚え方

  • 正の補正はA特性の2000〜4000Hzだけ。A特性は低音を大きく削り、高音を少し持ち上げる。
  • C特性は平坦寄りで正なし、Z特性は全帯域0で正なし。基準1000Hzはどれも0dB。

理解度チェック

Q.

A特性で補正が正になる周波数帯は?

2000〜4000Hz付近です。A特性は低音を大きく引き下げる一方、この高音域だけわずかにプラスになります。

Q.

Z特性の補正値はどうなっている?

全帯域で0dB(平坦)です。周波数による重み付けをしない特性なので、正の値は現れません。

令和5年 騒音・振動特論 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF