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令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問20を解説|振動伝達率と固有振動数

令和4年度 騒音・振動特論 問20は、毎分710回転で稼働する機械が地盤を加振しているとき、地盤へ伝わる力を7%まで下げるのに必要な固有振動数を求める計算問題です。減衰は無視します。

この問題のポイント

減衰のない弾性支持の振動伝達率は T=1/|(f/fn)2−1| です。「伝わる力を7%」は T=0.07 を意味します。防振領域(f/fn>√2)では T=1/{(f/fn)2−1} なので、ここから f/fn を出し、加振振動数 f=回転数/60 を使って固有振動数 fn を逆算します。分かれ目は、質量2000 kgは伝達率に無関係(減衰なしの伝達率の式に質量は出てこない)というひっかけです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)

計算の手順

  • 加振振動数:f=710/60≒11.8 Hz(回転数[rpm]を60で割る)。
  • 伝達率の式:T=1/{(f/fn)2−1}=0.07。
  • 変形:(f/fn)2−1=1/0.07≒14.3 → (f/fn)2≒15.3 → f/fn≒3.9。
  • 固有振動数:fn=f/3.9=11.8/3.9≒3.0 Hz

固有振動数は約3 Hzで、選択肢(3)が正解です。

ここが分かれ目

質量2000 kgはダミーです。減衰を無視した伝達率 T=1/{(f/fn)2−1} には質量が出てこないので、計算には使いません。また、回転数はそのまま使わず、rpm を Hz に直す(60で割る)ことと、「7%」を0.07として伝達率に入れることを落とさないようにします。

覚え方

  • 減衰なしの伝達率=T=1/{(f/fn)2−1}(防振領域)。
  • 回転数[rpm]÷60=加振振動数[Hz]。
  • 質量値はひっかけ(伝達率に効かない)。

理解度チェック

Q.

この計算に機械の質量2000 kg は必要か?

必要ありません。減衰を無視した伝達率の式は f/fn だけで決まり、質量は含まれません。

Q.

710回転/分は何Hzか?

710÷60≒11.8 Hzです。回転数は60で割って振動数[Hz]に直します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF