令和3年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問25を解説|振動レベル計(JIS)
令和3年度 騒音・振動特論 問25は、JIS C 1510“振動レベル計”に関する問題です。規格に定められた仕様を述べた5つの記述のうち、正しいものを選びます。
この問題のポイント
振動レベル計の基準となる振動加速度は10−5 m/s2です。この値を基準にレベルが定義されます。分かれ目は、他の選択肢が使用周波数範囲・水平方向の基準レスポンス・許容差・動特性の時定数といった数値を、規格と違う形で述べている点を見抜くことです。正しい記述は基準振動加速度に関する選択肢(1)だけです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 基準振動加速度は10−5 m/s2で、これを基準にレベルが定義されます。 |
| (2) | ×(誤り) | 使用周波数範囲は1〜80 Hzで、100 Hzまでではありません。 |
| (3) | ×(誤り) | 水平方向の基準レスポンスも規格に示されています。 |
| (4) | ×(誤り) | 基準レスポンスの許容差は、±1 dBという規定とは異なります。 |
| (5) | ×(誤り) | 動特性は時定数0.63 sの実効値回路で、0.125 sとの2種を備えるわけではありません。 |
選択肢(1)のポイント
振動レベルは、基準となる振動加速度10−5 m/s2に対する比を対数で表した量です。この基準値を正しく覚えていれば、選択肢(1)が正しいと判断できます。他の選択肢は、使用周波数範囲(1〜80 Hz)や動特性の時定数といった数値を規格と違う形で述べているため誤りです。
覚え方
- 振動レベル計の基準振動加速度=10−5 m/s2。
- 使用周波数範囲は1〜80 Hz(100 Hzではない)。
- 水平方向の基準レスポンスも規格に規定あり。
理解度チェック
Q.
振動レベル計の基準振動加速度は何 m/s2か?
10−5 m/s2です。この値を基準に振動レベルが定義されます。
Q.
振動レベル計の使用周波数範囲は何 Hzか?
1〜80 Hzです。100 Hzまでではない点に注意します。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月