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令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問24を解説|振動レベルの計算

令和7年度 騒音・振動概論 問24は、同じ加速度実効値をもつ水平方向・鉛直方向の正弦振動について、振動数と振動レベルの正しい組合せを選ぶ計算問題です。正しいものを選びます。

この問題のポイント

振動レベルは、まず加速度から加速度レベルを求め、そこに周波数と方向で決まる振動感覚補正を加えて出します。加速度実効値2cm/s²から求まる加速度レベルは、周波数によらず約66dBです。ここに補正を加えるので、周波数ごとに水平・鉛直の補正量が正しく対応している組合せが答えになります。分かれ目は方向差で、高い周波数では鉛直のほうが感度が残るため、同じ加速度でも鉛直の振動レベルが水平より大きくなります。31.5Hzで水平45dB・鉛直54dBとなる選択肢(5)が正しい組合せです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(5)

計算の手順

手順内容と結果
加速度レベルa=2cm/s²=2×10−2m/s²、基準10−5m/s²。20 log(2×10−2/10−5)=20 log(2000)≒66dB。
感覚補正(鉛直)31.5Hzの鉛直方向の補正は約−12dB。66−12=54dB
感覚補正(水平)31.5Hzの水平方向の補正は約−21dB。66−21=45dB

ここがポイント

この計算のカギは、加速度レベルは方向・周波数で変わらないのに、振動レベル周波数と方向で違う感覚補正を加える点です。人の振動感覚は、鉛直方向は4〜8Hz付近、水平方向は1〜2Hz付近で最も敏感で、そこから高い周波数へ向かうほど補正が大きく差し引かれます。31.5Hzのように高めの周波数では、水平のほうが早く感度が落ちるため差し引きが大きく、鉛直より小さい振動レベルになります。だから同じ加速度でも鉛直54dB>水平45dBという関係になります。加速度レベルの66dBのまま答えたり、水平と鉛直の大小を取り違えたりしないよう注意します。

覚え方

  • 振動レベル=加速度レベル+周波数・方向の感覚補正
  • 加速度レベルは 20 log(加速度÷基準10−5m/s²)。2cm/s²なら約66dB。
  • 敏感なのは鉛直4〜8Hz・水平1〜2Hz。高い周波数では鉛直>水平になりやすい。

理解度チェック

Q.

加速度が同じなら、加速度レベルは方向や周波数で変わる?

変わりません。加速度レベルは加速度だけで決まります(2cm/s²なら約66dB)。方向・周波数で変わるのは、そこに加える感覚補正のほうです。

Q.

高めの周波数で、水平方向と鉛直方向の振動レベルはどちらが大きい?

鉛直方向です。水平のほうが早く感度が落ちるため、同じ加速度でも鉛直の振動レベルが大きくなります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF