令和5年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問11を解説|等価騒音レベル
令和5年度 騒音・振動概論 問11は、等価騒音レベルに関する記述のうち、誤っているものを選ぶ問題です。
この問題のポイント
等価騒音レベルは、時間とともに変動する騒音のエネルギを測定時間で平均し、それと同じエネルギをもつ定常騒音のレベルに置き換えて表した評価量です。等エネルギ則に基づき、環境騒音や道路交通騒音の評価に広く使われ、住民反応との対応もよい指標です。引っかけは、この量が「エネルギの時間平均」に基づく点。選択肢(2)は「エネルギの時間変動に基づく」としており、平均で代表させるという等価騒音レベルの本質とずれています。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 環境騒音や道路交通騒音の評価に広く使われている評価量です。 |
| (2) | ×(誤り) | 正しくは「エネルギの時間平均」に基づく評価量で、「時間変動に基づく」ではありません。 |
| (3) | ○(正しい) | 主観的評価や住民反応との対応が優れた指標です。 |
| (4) | ○(正しい) | 10分・1時間などの長時間騒音の評価にも使われます。 |
| (5) | ○(正しい) | 等エネルギ則に従う評価量です。 |
選択肢(2)のポイント(ここが誤り)
等価騒音レベルの考え方は、「変動する音のエネルギを測定時間にわたって平均し、その平均エネルギと等しい定常音のレベルで代表させる」ことにあります。つまり基礎にあるのはエネルギの時間平均であって、時間ごとの変動の様子そのものを表す量ではありません。選択肢(2)は「エネルギの時間変動に基づく」と表現しており、平均によって一つの代表値へまとめるという等価騒音レベルの定義と食い違います。同じエネルギなら同じ評価とみなす等エネルギ則に立って平均する、という点が核心です。
覚え方
- 等価騒音レベル=変動騒音のエネルギを時間平均した定常音レベル。
- 支えるのは等エネルギ則(同じエネルギ=同じ評価)。
- 「時間変動に基づく」ではなく「時間平均に基づく」。
理解度チェック
Q.
等価騒音レベルは何に基づく評価量?
測定時間内の騒音エネルギの時間平均に基づきます。それと等しいエネルギの定常音レベルで表します。
Q.
等価騒音レベルはどんな法則に従う?
等エネルギ則です。同じエネルギなら同じ評価とみなします。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月