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令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問21を解説|振動の感覚と評価

令和4年度 騒音・振動概論 問21は、人が振動をどう感じ、どう評価するかに関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

振動の感覚には、知覚閾値に個人差があること、振動に伴う音を耳で聞いて間接的に振動を感じることがあること、短時間の衝撃振動は連続振動より小さく感じることなど、基本の性質が並びます。評価では、ISO 2631‒1(1997)が補正振動加速度実効値を用いる点が定番です。基準や評価量に関する記述はどの量を・どの方向で示すかを取り違えやすいので、そこが分かれ目。誤りの記述は、規定されている評価量や条件が実際の定めと合っていない点にあります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(5)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)振動に伴う音を耳で聞くことで、間接的に振動を感じ取ることがあります。
(2)○(正しい)振動をどの大きさから感じ取るか(知覚閾値)には、人による差があります。
(3)○(正しい)継続時間が短い衝撃的な正弦振動は、連続する正弦振動より小さく感じられます。
(4)○(正しい)ISO 2631‒1(1997)は、補正振動加速度実効値を用いて振動を評価します。
(5)×(誤り)許容基準として示される評価量や振動方向の条件が、実際の定めと合っていません。

選択肢(5)のポイント(ここが誤り)

選択肢(1)〜(4)は、振動感覚と評価の教科書的な基本事項で、いずれも正しい記述です。知覚閾値に個人差があること、振動に伴う音から間接的に振動を感じること、短時間の衝撃振動が小さく感じられること、ISO 2631‒1(1997)が補正振動加速度実効値で評価することは、いずれも押さえておくべき定番です。これに対して選択肢(5)は、許容基準として示される評価量や振動方向の条件が、実際の定めと一致していません。基準の記述は「どの評価量を、どの振動方向・どの時間で示すか」を丁寧に確認する必要があり、ここが取り違えの起こりやすい点です。本問では、その条件がかみ合わない選択肢(5)が誤りとなります。

覚え方

  • ISO 2631‒1(1997)の評価量=補正振動加速度実効値
  • 知覚閾値には個人差、短時間の衝撃振動は連続振動より小さく感じる。
  • 許容基準の記述は「評価量・振動方向・時間」の3点をセットで確認。

理解度チェック

Q.

ISO 2631‒1(1997)は、何を用いて振動を評価する?

補正振動加速度実効値です。周波数補正をかけた加速度の実効値で振動の大きさを表します。

Q.

継続時間の短い衝撃的な振動は、連続する振動と比べてどう感じる?

連続振動より小さく感じられます。ごく短い刺激は感覚として蓄積されにくいためです。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF