令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問9を解説|自動車交通騒音
令和4年度 騒音・振動概論 問9は、自動車交通騒音に関する問題です。時間帯ごとの騒音指標・環境基準・騒音規制法の許容限度などの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
自動車交通騒音では、時間率騒音レベル(LA95・LA50・LA5)やLAeqの読み方、道路に面する地域の環境基準、騒音規制法の許容限度が問われます。分かれ目は環境基準の時間帯区分です。道路に面する地域の環境基準は昼間と夜間の2区分で評価し、選択肢(2)がいう「昼間、朝・夕、夜間」という3区分ではありません。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 夜間に交通量が減ると、LA95・LA50は大きく下がる一方、LA5やLAeqの低下は小さくなります。 |
| (2) | ×(誤り) | 道路に面する地域の環境基準は昼間・夜間の2区分で評価します。朝・夕を加えた3区分ではありません。 |
| (3) | ○(正しい) | 幹線交通を担う道路に近接する空間には、特例の基準値が定められています。 |
| (4) | ○(正しい) | 騒音規制法では、自動車騒音の「許容限度」と「測定に基づく要請及び意見」が定められています。 |
| (5) | ○(正しい) | 許容限度は、自動車単体(1台ごと)が出す騒音に対する規制です。 |
選択肢(2)のポイント(ここが誤り)
道路に面する地域の騒音に係る環境基準では、評価する時間帯は昼間と夜間の2区分です。それぞれの時間帯で基準値を超過する戸数や割合をみて達成状況を評価します。選択肢(2)は「昼間、朝・夕、夜間」と、実際には設けられていない「朝・夕」という時間帯を加えている点が誤りです。時間率騒音レベルの傾向((1))、近接空間の特例((3))、許容限度が自動車単体の規制であること((5))はいずれも正しい記述なので、時間帯区分の数を取り違えないようにしましょう。
覚え方
- 道路に面する地域の環境基準は昼間・夜間の2区分(朝・夕はない)。
- 許容限度=自動車単体の規制。要請・意見は測定に基づく。
- 夜間は交通量減でLA95・LA50が大きく下がり、LA5・LAeqは下がりにくい。
理解度チェック
Q.
道路に面する地域の環境基準は、いくつの時間帯で評価する?
昼間・夜間の2区分です。朝・夕を加えた3区分ではありません。
Q.
騒音規制法の「許容限度」は何に対する規制?
自動車単体に対する規制です。1台ごとが出す騒音の上限を定めるものです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月