令和3年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問9を解説|主要な騒音発生源
令和3年度 騒音・振動概論 問9は、主要な騒音発生源や関連する基準に関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
生活騒音・建設作業騒音・航空機騒音・鉄道騒音など、発生源ごとの規制や基準の有無を横断的に問う設問です。分かれ目は労働環境の許容騒音レベルで、選択肢(1)は屋内作業場の1日8時間当たりの許容レベルを95dB未満としています。実際の許容基準はこれより低い水準で定められており、数値が高すぎる点が誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 屋内作業場の許容騒音レベルは95dBより低い水準で定められており、数値が高すぎます。 |
| (2) | ○(正しい) | 生活騒音は種類・レベル・頻度が多様で、一律の法的規制になじみにくいといえます。 |
| (3) | ○(正しい) | 特定建設作業の騒音は、敷地境界線で85dBを超えないことと定められています。 |
| (4) | ○(正しい) | 航空機騒音の環境基準は、時間帯補正等価騒音レベル(Lden)で評価します。 |
| (5) | ○(正しい) | 在来鉄道には対策指針が示されていますが、環境基準は定められていません。 |
選択肢(1)のポイント(ここが誤り)
屋内作業場での聴力保護のための許容騒音レベルは、選択肢(1)の95dB未満ではなく、実際にはこれより低い水準(おおむね85dBを基準とした管理)が求められています。95dBまで許されるかのような記述は、聴力保護の観点から値が緩すぎ(高すぎ)、誤りです。ちなみに選択肢(3)の特定建設作業の敷地境界基準85dBはそのまま正しい値で、両者の85dBと95dBを取り違えないことがポイントです。航空機騒音のLden(選択肢(4))や在来鉄道の環境基準の扱い(選択肢(5))は正しい記述です。
覚え方
- 屋内作業場の聴力保護は85dBを基準とした管理(95dBは緩すぎで誤り)。
- 特定建設作業騒音の敷地境界基準は85dBを超えないこと。
- 航空機騒音の環境基準はLden、在来鉄道は指針のみで環境基準なし。
理解度チェック
Q.
屋内作業場の許容騒音レベルを95dB未満とする記述は正しい?
誤りです。実際の許容水準はこれより低く、おおむね85dBを基準とした管理が求められます。95dBでは緩すぎます。
Q.
航空機騒音に係る環境基準は何で評価する?
時間帯補正等価騒音レベル(Lden)で評価した値を用います。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月