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令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問15を解説|点音源と線音源の距離減衰

令和2年度 騒音・振動概論 問15は、点音源線音源における音波の減衰に関する穴埋め問題です。ア~エに入る数値の正しい組合せを選びます。

この問題のポイント

点音源から出た音は球面状に広がり、球の表面積は4πr²なので音の強さはこれに反比例します(ア=4)。距離が離れたときの音圧レベルの差は20 log₁₀(r₁/r₂)で表され(イ=20)、距離が2倍になると約6 dB下がります。一方、線音源から出た音は円筒状に広がり、単位長さ当たりの円筒側面積は2πrなので(ウ=2)、音圧レベルの差は10 log₁₀(r₁/r₂)となり(エ=10)、距離が2倍で約3 dB下がります。分かれ目は、球面の点音源(4π・20 log・6 dB/倍)と円筒面の線音源(2π・10 log・3 dB/倍)の対比です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)

各選択肢の正誤

空欄数値読み解き
4点音源は球面で広がり、表面積4πr²に反比例します。
20点音源の音圧レベル差は20 log₁₀(r₁/r₂)。距離2倍で約6 dB減。
2線音源は円筒面で広がり、側面積2πrに反比例します。
10線音源の音圧レベル差は10 log₁₀(r₁/r₂)。距離2倍で約3 dB減。

ここが分かれ目

点音源と線音源で、広がり方も距離減衰の大きさも違います。点音源は球面状(面積4πr²)に広がるため、距離が2倍になると音圧レベルは約6 dB下がります。これに対し線音源は円筒面状(面積2πr)に広がるので、距離2倍で約3 dBの減衰にとどまります。ここで点音源と線音源の係数(20 log と 10 log)を取り違えると、減衰量が2倍ずれてしまいます。線音源のほうが減衰しにくく、道路や鉄道のように音源が線状に連なる場合に当てはまります。

覚え方

  • 点音源=球面・4πr²・20 log・距離2倍で6 dB減。
  • 線音源=円筒面・2πr・10 log・距離2倍で3 dB減。
  • 面音源はさらに緩やか(近距離ではほとんど減衰しない)。

理解度チェック

Q.

点音源で距離が2倍になると音圧レベルは何dB下がる?

約6 dBです(20 log₁₀2≒6)。球面状に広がるためです。

Q.

線音源の音圧レベル差の係数はいくつ?

10です(10 log₁₀(r₁/r₂))。円筒面で広がるため、距離2倍で約3 dBの減衰です。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF