令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問7を解説|等価騒音レベルの目安
令和2年度 騒音・振動概論 問7は、さまざまな場所の騒音の大きさを等価騒音レベルで表したときの、場所とレベルの組合せに関する問題です。5つの組合せのうち、不適当なものを選びます。
この問題のポイント
等価騒音レベルは、その場所のうるささをおおよそ何dBかで示す数値です。静かな場所ほど値は小さく、にぎやかな場所ほど大きくなります。分かれ目は選択肢(4)の美術館の館内です。美術館や図書館のように静けさが求められる屋内は40dB前後が目安で、65dBはオフィスや騒がしい会話に近い値です。静かな館内の目安としては高すぎるため、この組合せが不適当になります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 評価 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(妥当) | 高層住宅地域(昼間)で50dBは、住宅地の目安として妥当です。 |
| (2) | ○(妥当) | 在来鉄道の車内で70dBは、走行中の車内の目安として妥当です。 |
| (3) | ○(妥当) | ホテルの室内で30dBは、静かな室内の目安として妥当です。 |
| (4) | ×(不適当) | 美術館の館内は40dB前後が目安で、65dBは高すぎ不適当です。 |
| (5) | ○(妥当) | ゲームセンターの店内で80dBは、にぎやかな空間の目安として妥当です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
美術館や図書館は、静けさが求められる代表的な屋内空間です。こうした場所の等価騒音レベルの目安は40dB前後で、ホテルの室内(30dB)と同じく低い値の仲間に入ります。一方、選択肢(4)が示す65dBは、事務所内や騒がしい会話に近い水準で、静かな館内の目安としては明らかに高すぎます。数値の大小と「その場所がどれだけ静かか」を結びつけて考えると、65dBが場違いに大きいことに気づけます。静かな場所(ホテル・美術館)は小さい値、にぎやかな場所(鉄道車内・ゲームセンター)は大きい値、という対応で整理しておきましょう。
覚え方
- 静かな場所ほど小さいdB、にぎやかな場所ほど大きいdB。
- 美術館・図書館・静かな室内は40dB前後。ホテル室内は30dB前後。
- 鉄道車内は約70dB、ゲームセンターは約80dBと大きめ。
理解度チェック
美術館の館内の等価騒音レベルの目安はおよそ何dBか?
40dB前後です。静けさが求められる屋内なので、65dBは高すぎて不適当です。
場所ごとの騒音レベルを見分けるコツは?
その場所がどれだけ静かかで判断します。静かなほど値は小さく、にぎやかなほど大きくなります。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月