令和元年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問12を解説|等価騒音レベル
令和元年度 騒音・振動概論 問12は、ア~エに示す基準のうち、等価騒音レベルを評価量として用いているものがいくつあるかを選ぶ問題です。基準ごとに、何を評価量にしているかを見分けます。
この問題のポイント
基準ごとに評価量は異なります。特定建設作業の騒音は最大値(ピークレベル)、特定工場等の騒音は時間率で読む騒音レベル、新幹線鉄道騒音の環境基準はピークレベルをもとにした量で評価します。これらは等価騒音レベルではありません。等価騒音レベルを用いているのは道路に面する地域の騒音の環境基準だけです。したがって該当するのは1つで、選択肢(2)が正解になります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(等価騒音レベルを用いる基準は1つ)
ア~エの判定
| 記号 | 等価騒音レベル | 評価量 |
|---|---|---|
| ア | ×(用いない) | 特定建設作業の騒音の規制基準は、最大値(ピークレベル)で評価します。 |
| イ | ×(用いない) | 新幹線鉄道騒音の環境基準は、ピークレベルをもとにした量で評価します。 |
| ウ | ×(用いない) | 特定工場等の騒音の規制基準は、時間率で読む騒音レベルで評価します。 |
| エ | ○(用いる) | 道路に面する地域の騒音の環境基準は、等価騒音レベルで評価します。 |
ここが分かれ目
見分けの軸は「一定時間ならしたエネルギー平均か、それ以外か」です。等価騒音レベルは、変動する騒音を一定時間で平均した量で、騒音の環境基準(一般地域・道路に面する地域)で用いられます。この問題ではエがこれに当たります。一方、建設作業や工場の規制基準は瞬時の大きさ(最大値や時間率)で、新幹線鉄道の環境基準もピークレベルをもとにするため、等価騒音レベルではありません。「環境基準=等価騒音レベル」と単純化しすぎると、新幹線鉄道の環境基準まで数えてしまうので注意します。該当はエの1つだけです。
覚え方
- 等価騒音レベルは道路に面する地域など騒音の環境基準で用いる。
- 建設作業・工場の規制基準は最大値や時間率=等価ではない。
- 新幹線鉄道の環境基準はピークレベルをもとにする(等価ではない)。
理解度チェック
Q.
ア~エのうち、等価騒音レベルで評価するのはどれ?
エ(道路に面する地域の騒音の環境基準)だけです。該当は1つです。
Q.
特定工場等の騒音の規制基準は等価騒音レベルで評価する?
いいえ。時間率で読む騒音レベルで評価します。等価騒音レベルではありません。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月