公害防止管理者 独学ノート

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令和7年度 公害防止管理者 汚水処理特論 問9を解説|汚泥の焼却

令和7年度 汚水処理特論 問9は、汚泥の焼却(流動焼却炉・ストーカー炉など)に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

汚泥焼却では、汚泥の水分や有機物量で燃料消費が変わること、ダイオキシン類抑制のため適正な燃焼温度管理が要ること、流動焼却炉は砂などの流動層で汚泥を燃やし可動部がないことなどが基本です。引っかけの核心は階段式ストーカー炉の撹拌作用です。ストーカー炉は段状の火格子上を汚泥が移動していく方式で、撹拌作用はむしろ弱いため、水分の多い高含水率汚泥はそのままでは燃えにくく、予備乾燥が必要になります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(5)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)燃料消費量は汚泥の水分量や有機物の含有量に影響されます。正しい記述です。
(2)○(正しい)ダイオキシン類の発生抑制のため、適正な燃焼温度管理に留意します。正しい記述です。
(3)○(正しい)流動焼却炉は炉内の砂などの流動媒体の流動層に汚泥を供給して燃焼させます。正しい記述です。
(4)○(正しい)流動焼却炉は炉内に機械的可動部がありません。正しい記述です。
(5)×(誤り)階段式ストーカー炉は撹拌作用が強く予備乾燥なしで高含水率汚泥に対応できるとする点が誤りです。撹拌作用は弱く、予備乾燥が必要です。

選択肢(5)のポイント(ここが誤り)

階段式ストーカー炉は、階段状に並んだ火格子(ストーカー)の上を汚泥が少しずつ移動しながら燃える方式です。汚泥をかき混ぜる力は弱く、層の内部まで均一に乾燥・燃焼させにくいため、水分の多い高含水率汚泥はそのままでは燃えにくく、あらかじめ予備乾燥が必要です。これに対し流動焼却炉は流動層で激しく混合できる点が異なります。選択肢(5)は「撹拌作用が強いため予備乾燥なしで対応できる」と書いている点が誤りで、ストーカー炉の特徴を取り違えています。

覚え方

  • 階段式ストーカー炉は撹拌が弱く、高含水率汚泥には予備乾燥が必要
  • よく混ざるのは流動焼却炉(流動層・機械的可動部なし)。

理解度チェック

Q.

階段式ストーカー炉は撹拌作用が強く、高含水率汚泥を予備乾燥なしで処理できる?

いいえ。撹拌作用は弱く、高含水率汚泥にはあらかじめ予備乾燥が必要です。

Q.

流動焼却炉に機械的な可動部はある?

ありません。炉内の砂などの流動層で汚泥を燃やすため、機械的可動部がないのが特徴です。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 汚水処理特論 問題・正解」(公式PDF

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