公害防止管理者 独学ノート

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令和7年度 公害防止管理者 汚水処理特論 問3を解説|APIオイルセパレーターの槽長(10 m)

令和7年度 汚水処理特論 問3は、油滴をAPIオイルセパレーターで分離するときに、100 %分離するために必要な最低限の槽の長さを求める計算問題です。

この問題のポイント

油水分離槽の設計は、横流式沈殿池と同じ考え方です。油滴が槽の底から水面まで浮上しきる浮上時間の間に、水平方向の流れで槽の外へ運ばれてしまわなければ、すべての油滴を回収できます。核心は、深さ÷浮上速度で求めた浮上時間に、水平流速を掛けて必要な最低槽長を出すことです。単位(cm/sとm/minなど)を必ずそろえます。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)

各選択肢の判定

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)6 mは誤りです。浮上時間を取り違えると出やすい値です。
(2)×(誤り)8.7 mは誤りです。
(3)○(正しい)浮上時間×水平流速=10 m。これが必要な最低槽長で、正解です。
(4)×(誤り)11.6 mは誤りです。
(5)×(誤り)19.3 mは誤りです。

計算の手順

まず単位をそろえます。浮上速度0.12 cm/s=0.0012 m/s=0.072 m/min。深さ2.0 mを油滴が浮上しきる時間は、2.0÷0.072=約27.8 min。この間に水平流速0.36 m/minで運ばれる距離が、油滴を逃さないために必要な最低槽長です。槽長=0.36 m/min×27.8 min=約10 m。よって正解は選択肢(3)です。乱流係数・短絡係数がともに1なので、補正は不要です。

覚え方

  • 油水分離槽の最低槽長=浮上時間×水平流速。沈殿池と同じ発想。
  • 浮上時間=深さ÷浮上速度。本問は約10 m。単位そろえを忘れない。

理解度チェック

Q.

油滴を100%分離するための最低槽長は、どう求める?

油滴が浮上しきる時間(深さ÷浮上速度)に、槽内の水平流速を掛けて求めます。本問では約10 mです。

Q.

浮上速度0.12 cm/s、深さ2.0 m、水平流速0.36 m/minのときの最低槽長は?

浮上速度は0.072 m/minなので浮上時間は約27.8 min、槽長=0.36×27.8=約10 mです。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 汚水処理特論 問題・正解」(公式PDF

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