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令和4年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問10を解説|毒性等価係数(TEF)

令和4年度 ダイオキシン類概論 問10は、毒性等価係数(TEF)に関する問題です。二つの異性体の組合せのうち、TEFの和が最大となるものを選びます。

この問題のポイント

TEFは、最も毒性の強い2,3,7,8‒TeCDDを基準の1として、各異性体の毒性の強さを相対的に表した係数です。塩素の数が増えるほどTEFは小さくなる傾向があり、四塩素・五塩素の一部が高く、六・七塩素になると値は下がります。組合せの和を比べる問題なので、TEFが1になる異性体を含む組合せを見つけ、そこにもう一方の値を足して最も大きくなるものを選ぶのが近道です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)

各選択肢の正誤

選択肢TEFの和解説
(1)約1.1(最大)1,2,3,7,8‒PeCDD(TEF=1)と1,2,3,4,7,8‒HxCDD(TEF=0.1)で、和が最大です。
(2)約0.42,3,7,8‒TeCDF(0.1)と2,3,4,7,8‒PeCDF(0.3)で、和は小さめです。
(3)約0.42,3,4,7,8‒PeCDF(0.3)と1,2,3,4,7,8‒HxCDF(0.1)で、和は小さめです。
(4)約1.032,3,7,8‒TeCDD(1)に1,2,3,7,8‒PeCDF(0.03)を足しても、(1)には届きません。
(5)約1.011,2,3,7,8‒PeCDD(1)にHpCDD(0.01)を足しても、(1)に及びません。

ここが分かれ目

TEFが1になる異性体(2,3,7,8‒TeCDDや1,2,3,7,8‒PeCDD)を含む組合せは(1)(4)(5)です。ここから、もう一方の値が大きいものを選ぶのが決め手になります。選択肢(1)はPeCDD(1)にHxCDD(0.1)を足して約1.1、(4)は0.03を足して約1.03、(5)は0.01を足して約1.01です。組み合わせる相手の値が最も大きい(1)が、和で最大になります。TEFの目安として、四・五塩素の一部が1〜0.3、六・七塩素が0.1〜0.01と下がる、という大小の感覚を持っておくと素早く比べられます。

覚え方

  • 基準は2,3,7,8‒TeCDDのTEF=1、1,2,3,7,8‒PeCDDも1。
  • 塩素が増えるほどTEFは小さくなる傾向。
  • 和の最大は「TEF=1の異性体+もう一方が最も大きい組合せ」。

理解度チェック

Q.

TEFが1となる基準の異性体は?

2,3,7,8‒TeCDDです。1,2,3,7,8‒PeCDDも同じく1とされています。

Q.

塩素の数とTEFの大きさには、どんな傾向があるか?

塩素の数が増えるほどTEFは小さくなる傾向があります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF