令和4年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問1を解説|環境基準の達成期間
令和4年度 ダイオキシン類概論 問1は、ダイオキシン類に係る環境基準の達成期間等に関する穴埋め問題です。ア~オに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
ダイオキシン類の環境基準は、大気の汚染・水質の汚濁(底質を含む)・土壌の汚染について定められ、その達成期間の考え方が告示に示されています。まだ達成されていない地域や水域は「可及的速やかに」達成へ努め、すでに達成されている所は「その維持」に努める、という二本立てが基本です。さらに、土壌の汚染に係る環境基準が早期に達成される見込みがない場合には、必要な措置を講じて環境影響を防ぐ、と続きます。引っかけの核心はアで、未達成地域を「直ちに」ではなく可及的速やかに達成へ努める、と読み分けられるかどうかです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 可及的速やか | 環境基準が達成されていない地域・水域は、この期間で達成へ努めます。 |
| イ | 維持 | すでに達成されている地域・水域は、その状態の維持に努めます。 |
| ウ | 土壌 | 三つ目の規定は、土壌の汚染に係る環境基準についての定めです。 |
| エ | 早期 | 早期に達成される見込みがない場合、という条件を示します。 |
| オ | 必要な | 必要な措置を講じて、土壌汚染に起因する環境影響を防止します。 |
ここが分かれ目
選びどころはアです。未達成の地域・水域について、告示は「可及的速やかに達成されるように努める」と定めており、「直ち」に達成するとは書いていません。「直ち」を選ぶと、既達成地域の「維持」や土壌の「早期」達成といった段階的な言い回しと整合しなくなります。三つの規定を「未達成=可及的速やか」「達成済み=維持」「土壌が早期に見込めない=必要な措置」と対にして押さえると、語句のすり替えを見抜けます。
覚え方
- 未達成は可及的速やかに達成、達成済みは維持。
- 土壌は「早期に見込めない」なら「必要な措置」で環境影響を防止。
- アの選択肢は「直ち」と「可及的速やか」の二択。基準は可及的速やか。
理解度チェック
Q.
環境基準が達成されていない地域・水域は、どの期間で達成へ努める?
可及的速やかに達成されるように努めます。「直ちに」ではありません。
Q.
土壌の汚染に係る環境基準が早期に達成される見込みがない場合は?
必要な措置を講じ、土壌の汚染に起因する環境影響を防止することとされています。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月