令和2年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問9を解説|排出インベントリー(2017年)
令和2年度 ダイオキシン類概論 問9は、2017(平成29)年のダイオキシン類排出インベントリーに関する穴埋め問題です。ア~ウに入る数値の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
排出インベントリーは、1年間に環境へ排出されたダイオキシン類の総量を推計したものです。この問題の骨格は、2017年の排出量合計と、規制強化の起点である1997(平成9)年を基準にした削減率、そして排出の主役である廃棄物焼却施設の寄与という3点です。押さえる大きな流れは、対策の進展で排出量が1997年比で約99%も減ったこと、それでも残る排出の中心は依然として廃棄物焼却施設だという構図です。数値を丸暗記するより、「ほぼ99%減」「主役は廃棄物焼却」という規模感で選ぶのが安全です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る数値 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 106~107 g-TEQ/年 | 2017年の排出量合計です。1997年の推計から大きく減っています。 |
| イ | 99 % | 1997年を基準とした削減率です。ほぼ99%減という大きな低減が要点です。 |
| ウ | 56 g-TEQ/年 | 一般廃棄物・産業廃棄物・小型焼却炉を合わせた大気排出量の合計で、排出の中心です。 |
ここが分かれ目
選択肢を数値だけで見ると迷いますが、削減率を手がかりにすると絞れます。ダイオキシン対策は1997年以降に強化され、排出量は桁違いに減りました。したがって、削減率が74%や95%にとどまる組合せは規模感が合わず、約99%減を示すものが正解の候補になります。さらに、大気排出は廃棄物焼却施設からの寄与が大きいため、焼却由来の合計(ウ)が全体(ア)の半分程度を占める組合せが自然です。数値の暗記より、「1997年比ほぼ99%減」「主役は廃棄物焼却」という2つの構図で選ぶのが確実です。
覚え方
- 2017年の排出量は1997年比 約99%減。対策の成果を大きな数字で押さえる。
- 残る排出の主役は廃棄物焼却施設(一般・産業・小型)。
- 数値は規模感で判断。削減率が中途半端な選択肢は外す。
理解度チェック
2017年の排出量は1997年を基準にすると約何%の削減?
約99%の削減です。1997年以降の対策強化で大きく減りました。
大気への排出で寄与が大きいのはどの施設?
廃棄物焼却施設です。一般廃棄物・産業廃棄物・小型焼却炉の合計が中心を占めます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月