令和元年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問6を解説|定義と排出源
令和元年度 ダイオキシン類概論 問6は、ダイオキシン類の定義と排出源に関する記述の中から誤っているものを選ぶ問題です。
この問題のポイント
ダイオキシン類はPCDDs・PCDFs・コプラナーPCBの総称で、廃棄物焼却炉や金属関連の工程などが主な排出源です。引っかけは、この物質群を定義している法律の名前です。ダイオキシン類を定義するのはダイオキシン類対策特別措置法であって、大気汚染防止法ではありません。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | ダイオキシン類を定義するのはダイオキシン類対策特別措置法です。「大気汚染防止法によって定義される」とする点が誤りです。 |
| (2) | ○(正しい) | 各種廃棄物の焼却炉が主要な排出源である点は正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 製鋼用電気炉・焼結炉、非鉄金属製錬なども排出源として知られる点は正しいです。 |
| (4) | ○(正しい) | 塩素を含む有機化合物の製造に伴い不純物として生成し環境に排出される点は正しいです。 |
| (5) | ○(正しい) | 環境中での挙動が物理的・化学的性質と深く関係する点は正しい記述です。 |
選択肢(1)のポイント(ここが誤り)
「ダイオキシン類」という語は、ダイオキシン類対策特別措置法が、PCDDs・PCDFs・コプラナーPCBをまとめて一つの物質群として定義しています。大気汚染防止法は大気中への排出規制を扱う別の法律で、ダイオキシン類の定義そのものを置いているわけではありません。選択肢(1)は定義の根拠法を大気汚染防止法とすり替えている点が誤りです。物質の中身(PCDDs等の総称であること)は正しく述べつつ、根拠法の名前だけを入れ替える引っかけになっています。
覚え方
- ダイオキシン類を定義する法律=ダイオキシン類対策特別措置法。
- 中身はPCDDs・PCDFs・コプラナーPCBの総称。
- 主な排出源は廃棄物焼却炉と金属関連工程。
理解度チェック
Q.
ダイオキシン類を定義している法律は?
ダイオキシン類対策特別措置法です。
Q.
ダイオキシン類に含まれる3つの物質群は?
PCDDs、PCDFs、コプラナーPCBです。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月