令和7年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問2を解説|固体燃料の燃焼法
令和7年度 ダイオキシン類特論 問2は、固体燃料の燃焼法の名称とその説明を対応づける組合せ問題です。ストーカー燃焼・流動層燃焼・噴霧燃焼と、説明a~cの正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
三つの燃焼法は、燃料をどう保持し、どこから空気を送るかで見分けられます。可動式の火格子(ストーカー)の上で燃料を移動させながら下から空気を送るのがストーカー燃焼、高温の砂を空気で吹き上げてつくる流動層に燃料を入れて燃やすのが流動層燃焼、燃料を微粒子にして気相中へ吹き込み浮遊させて燃やすのが噴霧(浮遊)燃焼です。分かれ目は「砂層」というキーワード。砂層が出てくる説明は流動層燃焼に結び付きます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 燃焼法 | 説明 | 読み解き |
|---|---|---|
| ストーカー燃焼 | a | 可動式の火格子で燃料を移動させ、下から空気を供給して燃やします。 |
| 流動層燃焼 | c | 高温の砂層の下から空気を吹き込み、そこへ燃料を供給して燃やします。 |
| 噴霧燃焼 | b | 微粒子状の燃料を気相中に吹き込み、浮遊させながら燃やします。 |
ストーカー=a、流動層=c、噴霧=b となる組合せは選択肢(1)です。
ここが分かれ目
取り違えやすいのは、流動層燃焼と噴霧燃焼の空気の送り方です。流動層燃焼は高温の砂層を空気で吹き上げて流動状態にし、その中で燃料を燃やすため、説明に「砂層」が入ります。一方の噴霧燃焼は砂を使わず、燃料そのものを微粒子にして気相へ吹き込む方式です。ストーカー燃焼は火格子(ストーカー)という言葉が手掛かりで、燃料を機械的に動かしながら下方から空気を通して燃やします。「砂層=流動層」「火格子=ストーカー」「吹き込み=噴霧」の三本柱でひもづければ迷いません。
覚え方
- キーワード対応=火格子はストーカー・砂層は流動層・吹き込みは噴霧。
- 流動層は「砂を空気で浮かせて燃やす」高温の砂の層。
- 空気はいずれも下から供給。違いは燃料の保持のしかた。
理解度チェック
Q.
高温の砂層に燃料を入れて燃やす燃焼法は?
流動層燃焼です。砂層を空気で吹き上げて流動状態にして燃やします。
Q.
可動式の火格子を使う燃焼法は?
ストーカー燃焼です。燃料を移動させながら下から空気を送ります。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月