令和3年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問19を解説|JIS I形装置の構成
令和3年度 ダイオキシン類特論 問19は、JIS K 0311に示されるJISⅠ形採取装置の構成に関する穴埋め問題です。ア~エに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
JISⅠ形の採取装置は、まず粒子(ダスト)をろ過材で捕まえ、続いてガス状のダイオキシン類を洗浄水・吸着剤・吸収液で捕集する採取列になっています。氷やドライアイスで冷やしながら、ガス状分を逃さず捕らえる構造です。分かれ目は、先頭のろ過材(ア)を「ガラスウール」ではなく円筒ろ紙とすること、そして後段に洗浄水(ヘキサン洗浄水)・吸着剤カラム・吸収液(ジエチレングリコール)が並ぶ順です。粒子は固体のろ過材で、ガス状分は液や吸着剤で、という役割分担で対応させれば選べます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 円筒ろ紙 | 粒子(ダスト)を捕集するろ過材です。ガラスウールではありません。 |
| イ | ヘキサン洗浄水 | ガス中の成分を捕集する洗浄水で、冷却されながら働きます。 |
| ウ | 吸着剤カラム | ガス状のダイオキシン類を吸着して捕まえます。 |
| エ | ジエチレングリコール | 後段の吸収液として、残る成分を捕集します。 |
ア=円筒ろ紙、イ=ヘキサン洗浄水、ウ=吸着剤カラム、エ=ジエチレングリコール となる組合せは選択肢(1)です。
ここが分かれ目
迷わせるのは、先頭のろ過材アを「ガラスウール」と取り違える点です。JISⅠ形では粒子の捕集に円筒ろ紙を使います。採取列は「ろ過材で粒子 → 洗浄水・吸着剤・吸収液でガス状分」という順で、途中を氷やドライアイスで冷やして、ガス状のダイオキシン類が抜けないように捕集します。固体のろ過材と、液・吸着剤という役割の違いで並びを決めれば取り違えません。
覚え方
- JISⅠ形=円筒ろ紙で粒子、後段の洗浄水・吸着剤・吸収液でガス状分。
- 先頭のろ過材はガラスウールでなく円筒ろ紙。
- 採取列は冷却しながらガス状分を逃さず捕集。
理解度チェック
Q.
JISⅠ形装置で、先頭のろ過材(粒子捕集)は何?
円筒ろ紙です。ガラスウールと取り違えないようにします。
Q.
ガス状のダイオキシン類は、装置のどの部分で捕集する?
後段の洗浄水・吸着剤カラム・吸収液で、冷却しながら捕集します。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月