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令和3年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問11を解説|アルミニウム合金製造用焙焼炉

令和3年度 ダイオキシン類特論 問11は、アルミニウム合金製造用の焙焼炉に関する穴埋め問題です。ア~ウに入る語句と数値の正しい組合せを選びます。

この問題のポイント

使用済みアルミ缶を再生する焙焼では、まずキルンで加熱して塗料の揮発分を除去し、出口ガスを集じん後に再加熱炉で燃焼させます。押さえどころは三つ。塗料の揮発分を十分に飛ばすにはアで500℃以上まで加熱が要ること、アルミの酸化を防ぐためキルン内の酸素濃度をイで6~8%程度と空気より低く抑えること、そして再加熱炉ではウの800℃前後で揮発分を燃焼させることです。アを低い温度、ウを低い温度にすると、揮発分の除去や燃焼が足りなくなります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)

各選択肢の正誤

空欄入る語句・数値読み解き
500℃以上塗料の揮発分を十分に除去するため、キルンで500℃以上に加熱します。
6~8%程度アルミの酸化を防ぐため、キルン内の酸素濃度を空気より低く抑えます。
800℃再加熱炉では800℃前後で揮発分を燃焼させます。

ア=500℃以上、イ=6~8%程度、ウ=800℃ となる組合せは選択肢(3)です。

ここが分かれ目

迷わせるのは、アの加熱温度とウの燃焼温度です。塗料の揮発分をしっかり飛ばすには500℃以上が要り、300℃程度では除去が不十分になります。再加熱炉は揮発分を燃やし切るために800℃前後が必要で、500℃では燃焼が足りません。イの酸素濃度は、アルミの酸化を防ぐため空気(約21%)より低い6~8%程度に抑えます。ここを「0.1%以下」とするとキルン運転として過度に低く、この問題の設定とは合いません。三つの数値の役割(揮発分除去・酸化防止・燃焼)で結びつけると決まります。

覚え方

  • キルン加熱=500℃以上で塗料の揮発分を除去。
  • 酸素濃度は6~8%程度に抑えてアルミの酸化を防止。
  • 再加熱炉は800℃前後で揮発分を燃焼。ガスの一部はキルンへ戻す。

理解度チェック

Q.

キルン内の酸素濃度を空気より低く抑えるのはなぜ?

アルミニウムの酸化を防ぐためです。6~8%程度に抑えます。

Q.

塗料の揮発分を除去するためのキルン加熱温度は?

500℃以上です。再加熱炉の燃焼は800℃前後です。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF