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令和7年度 公害防止管理者 大規模水質特論 問2を解説|L-Q関係

令和7年度 大規模水質特論 問2は、河川の流量Qと全窒素負荷量LのL-Q関係に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

流量Qと負荷量Lの関係は L=aQb という累乗式で表され、両対数グラフでは直線になります。ここで指数bは、直線の傾きにあたる正の係数です。引っかけの核心は、流量が10倍になったとき負荷量が何倍になるかで、これはbが1より大きいか小さいかで決まります。この河川の近似式ではbが1より小さいため、流量が10倍でも負荷量は10倍には届きません。選択肢(4)は「10倍以上増える」と書いて、bが1を超えるかのように誤らせています。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)流量と負荷量のこの関係は、L-Q曲線(L-Q式)とよばれます。正しい記述です。
(2)○(正しい)累乗式の関係なので、両対数グラフでは直線で近似できます。正しい記述です。
(3)○(正しい)L=aQb と書け、a とb はともに正の係数です。正しい記述です。
(4)×(誤り)この式の指数bは1より小さいため、流量が10倍でも負荷量は10倍には達しません。「10倍以上増える」とする点が誤りです。
(5)○(正しい)近似式を使えば、測定値のない日の負荷量を流量から推定できます。正しい記述です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

L=aQb で流量を10倍にすると、負荷量は 10b 倍になります。したがって負荷量が10倍を超えるのはbが1より大きいときだけで、bが1より小さければ10倍には届きません。この河川の近似式は指数bが1未満なので、流量が10倍になっても負荷量の増え方は10倍未満にとどまります。選択肢(4)は「10倍以上増える」として、あたかもbが1を超えるかのように書いている点が誤りです。両対数グラフの直線の傾きが1より緩いことを読み取れるかがカギになります。

覚え方

  • L-Q式はL=aQb。両対数グラフで直線、傾きが指数b。
  • 流量10倍で負荷量は10b倍。b<1なら10倍未満、b>1なら10倍超。

理解度チェック

Q.

L-Q式で流量が10倍になると負荷量は何倍になる?

10bです。指数bが1より小さければ10倍未満にとどまります。この河川の式はbが1未満なので、10倍以上にはなりません。

Q.

L-Q関係が直線に見えるのはどんなグラフ?

両対数グラフです。L=aQb の累乗式は、縦軸・横軸をともに対数にとると直線になります。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 大規模水質特論 問題・正解」(公式PDF