令和5年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問1を解説|水質環境基準(健康項目)の基準値
令和5年度 大気・水質概論 問1は、「水質汚濁に係る環境基準について」に定める人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)の基準値に関する問題です。基準値として誤っているものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、健康項目の各物質について、環境基準の基準値そのものを数値で覚えているかを問うものです。引っかけの核心は六価クロムで、健康項目の基準値は近年強化されました。旧基準の数値のまま示された選択肢を見抜けるかが分かれ目です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 鉛は0.01mg/L以下で、基準値どおりです。 |
| (2) | ○(正しい) | ひ素も0.01mg/L以下で、正しい値です。 |
| (3) | ○(正しい) | カドミウムは0.003mg/L以下で、正しい値です(かつての0.01mg/L以下から強化)。 |
| (4) | ×(誤り) | 六価クロムの基準値は0.02mg/L以下です。「0.05mg/L以下」は改正前の旧基準で、誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | ジクロロメタンは0.02mg/L以下で、正しい値です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
六価クロムの健康項目の基準値は、令和4年の改正で0.05mg/L以下から0.02mg/L以下へ強化されました。選択肢(4)は「0.05mg/L以下」という改正前の旧基準の数値を示している点が誤りです。改正で数値が動いた物質は狙われやすいので、六価クロムは新しい0.02mg/L以下で覚え直します。ほかのカドミウム(0.003mg/L以下)も過去に強化された項目で、あわせて注意します。
覚え方
- 六価クロム(健康項目)=0.02mg/L以下。旧値0.05は誤りの定番。
- カドミウム=0.003mg/L以下、鉛・ひ素=0.01mg/L以下。
- 改正で強化された数値(六価クロム・カドミウム)を優先して更新。
理解度チェック
Q.
六価クロムの健康項目の環境基準値は?
0.02mg/L以下です。改正前の「0.05mg/L以下」とするのは誤りです。
Q.
カドミウムの健康項目の環境基準値は?
0.003mg/L以下です。かつての0.01mg/L以下から強化されています。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- 水質汚濁に係る環境基準について(人の健康の保護に関する環境基準)
※ この記事の確認日:2026年7月