令和3年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問5を解説|大気汚染物質の測定局数
令和3年度 大気・水質概論 問5は、2018(平成30)年度に環境基準が設定されている大気汚染物質に関する問題です。記述のうち誤っているものを選びます。
この問題のポイント
有効測定局数の一般環境大気測定局と自動車排出ガス測定局の多寡、SPMやPM2.5の環境基準達成率が問われます。分かれ目は一酸化炭素(CO)の測定局で、COは自動車由来の性格が強く、有効測定局数は自動車排出ガス測定局のほうが多い点です。ここを「一般環境大気測定局のほうが多い」と逆に述べた記述が誤りになります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | COの有効測定局数は自動車排出ガス測定局のほうが多いため、「一般局が多い」は誤りです。 |
| (2) | ○(正しい) | NO2の有効測定局数は、一般環境大気測定局のほうが多く、正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 光化学オキシダントは一般局中心で、一般局のほうが多く、正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | SPMの環境基準達成率(長期的評価)は、両測定局とも高い水準で、正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | PM2.5の環境基準達成率は、両測定局とも高い水準で、正しい記述です。 |
選択肢(1)のポイント(ここが誤り)
一酸化炭素は主に自動車排出ガスに由来するため、常時監視も沿道の自動車排出ガス測定局が中心です。したがってCOの有効測定局数は自動車排出ガス測定局のほうが多く、選択肢(1)の「一般環境大気測定局のほうが多い」は多寡が逆で誤りです。NO2や光化学オキシダントは一般環境大気測定局のほうが多いので、物質ごとに測定局の性格が違う点を対比して覚えます。
覚え方
- 一酸化炭素は自動車排出ガス測定局が多い(沿道由来)。
- NO2・光化学オキシダントは一般環境大気測定局が多い。COだけ逆と覚える。
理解度チェック
Q.
一酸化炭素の有効測定局数は、一般局と自排局のどちらが多いですか。
自動車排出ガス測定局のほうが多いです。COは沿道由来のため自排局が中心です。
Q.
光化学オキシダントの測定局は、一般局と自排局のどちらが中心ですか。
一般環境大気測定局が中心で、一般局のほうが多くなっています。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問5」(公式PDF)
- 環境省「平成30年度 大気汚染状況について」
※ この記事の確認日:2026年7月