令和元年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問5を解説|有害大気汚染物質(テトラクロロエチレン)
令和元年度 大気・水質概論 問5は、示された環境基準と測定結果に該当する有害大気汚染物質を選ぶ問題です。記述に当てはまる物質を選びます。
この問題のポイント
この問題は、有害大気汚染物質のうち環境基準が設定されている4物質(ベンゼン・トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン・ジクロロメタン)の基準値を区別できるかを問うものです。決め手は、示された環境基準が年平均値で200μg/m3以下という値です。この値をもつ物質は一つに絞られます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | × | ベンゼンの環境基準は年平均値3μg/m3以下で、4物質のなかで最も厳しい値です。200μg/m3には当てはまりません。 |
| (2) | ○(該当) | テトラクロロエチレンの環境基準が年平均値200μg/m3以下で、記述に一致します。 |
| (3) | × | トリクロロエチレンの環境基準は年平均値130μg/m3以下で、200μg/m3より低い値です。 |
| (4) | × | ジクロロメタンの環境基準は年平均値150μg/m3以下で、200μg/m3には当てはまりません。 |
| (5) | × | クロロホルムは環境基準ではなく指針値が示されている物質で、200μg/m3の環境基準には該当しません。 |
ここが分かれ目
環境基準が設定されている有害大気汚染物質の年平均値のうち、200μg/m3以下はテトラクロロエチレンです。ベンゼンは3μg/m3ととびぬけて厳しく、トリクロロエチレン(130μg/m3)・ジクロロメタン(150μg/m3)はいずれも200より小さい値です。数値をトリクロロエチレンやジクロロメタンと取り違えないことが最大の分かれ目で、基準値の大小関係を覚えておくと確実に選べます。
覚え方
- 環境基準がある4物質の年平均値=ベンゼン3/トリクロロエチレン130/ジクロロメタン150/テトラクロロエチレン200μg/m3。
- 最大値200μg/m3=テトラクロロエチレン、最小値3=ベンゼン。
- クロロホルムは環境基準ではなく指針値の物質。
理解度チェック
Q.
環境基準が年平均値200μg/m3以下の有害大気汚染物質はどれですか。
テトラクロロエチレンです。4物質のなかで最も大きい基準値です。
Q.
環境基準が設定されている有害大気汚染物質で、最も厳しい値をもつのはどれですか。
ベンゼンで、年平均値3μg/m3以下です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- 有害大気汚染物質に係る環境基準
※ この記事の確認日:2026年7月