令和元年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問3を解説|生活排水対策の推進
令和元年度 大気・水質概論 問3は、水質汚濁防止法に規定する生活排水対策の推進に関する穴埋め問題です。ア~エに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
この問題は、生活排水による汚濁を減らすために私たち一人ひとりが心がけるべき事項を定めた条文を、語句どおりに読めるかを問うものです。分かれ目は、努力義務を負う主体が「何人も」か「市町村は」か、そして適正に処理する対象が家庭からの調理くず・洗剤かという点です。「廃棄食品」「雨水」といった似た語への置き換えに注意します。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 何人も | 努めるべき主体は広く国民一般(何人も)です。「市町村は」ではありません。 |
| イ | 調理くず | 家庭から出る調理くずの処理を適正に行うことが挙げられています。「廃棄食品」ではありません。 |
| ウ | 洗剤 | 洗剤の使用等を適正に行うことが求められます。「雨水」ではありません。 |
| エ | 地方公共団体 | 協力する相手は国又は地方公共団体です。「都道府県」に限定されません。 |
ここが分かれ目
この条文の主語は何人も、すなわち特定の行政ではなく国民一人ひとりです。適正に処理・使用する対象は家庭から出る調理くず・廃食用油・洗剤で、協力先は国又は地方公共団体です。誤りの組合せは、主語を「市町村は」に、対象を「廃棄食品」「雨水」に、協力先を「都道府県」に置き換えてきます。生活排水対策は「家庭でのちょっとした心がけ」を国民の努力として求める規定だと押さえると取り違えにくくなります。
覚え方
- 生活排水対策の主語=何人も(=国民全員の努力義務)。
- 家庭で適正にするもの=調理くず・廃食用油・洗剤。「雨水」は無関係。
- 協力先=国又は地方公共団体。「都道府県」だけに絞らせる引っかけに注意。
理解度チェック
Q.
生活排水対策で、適正な処理・使用に努めるべき主体は誰ですか。
何人も(国民一人ひとり)です。「市町村は」とするのは誤りです。
Q.
生活排水対策で、住民が協力すべき相手は誰ですか。
国又は地方公共団体による生活排水対策の実施に協力します。「都道府県」に限られません。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- 水質汚濁防止法(生活排水対策の推進)
※ この記事の確認日:2026年7月